LUMINE meets ART

LUMINE meets ART AWARD 2016

LUMINE meets ART AWARD WINNER

グランプリ|ウィンドウ部門

I am Here @ Lumine (アイ アム ヒア アットルミネ)

織 晴美 さん

作品タイトル

I am Here @ Lumine
【アイ アム ヒア アットルミネ】

織 晴美 (オリ ハルミ) さん

プロフィール

日本で生まれ、幼少時代を父の仕事のアメリカ、マレーシアで過ごし、日本と海外の文化を経験。日本で女子美術大学を卒業した後、広告代理店でグラフィックデザイナーとして働き、1999年にSchool of Visual Arts、NYに彫刻を学びに渡米。現在は、NYでイラストレーター、アーティストとして活動中。

作品コンセプト

私は、”I am Here”「私がここにいるということ」をタイトルとした彫刻空間の作品を2002年から制作しています。私がいた場所の写真を撮り、その一瞬の時間と空間を彫刻空間として再現する。そこにあるのは、全ての存在のバランスのとれた美しさです。ルミネのプロジェクトでもルミネに事前に行き、ルミネという空間の中の瞬間を写真に撮り、それを彫刻空間として再現したい。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

小山登美夫

小山登美夫

審査員コメント

織さんの作品は、その場所の人々たちの様子を作品にしていくサイトスペシフィックな要素を持っていて、今回もルミネの前で自分自身が見た空間を作品化し、ルミネのウィンドウに設置するという、自分のいた場所と展示する場所が一致した面白いものができると確信しています。新宿の持つ力強い空間が赤一色で作られていくのが楽しみです。

準グランプリ|インスタレーション部門

Hunters(ハンターズ)

住田 衣里(スミダ エリ)さん

作品タイトル

Hunters 【ハンターズ】

住田 衣里 (スミダ エリ) さん

プロフィール

1989年 愛知生まれ。2015年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻領域 修了。「自然」と「人工」の境界をテーマとしている。現代を生きる人のスタイリッシュさと、人が普段は内に秘めている動物的な本能とが混在している様を表現した立体作品制作を行う。

作品コンセプト

私は人が普段は内に秘めている感情や動物的な本能をテーマに作品を制作している。一連のハイヒール作品は「社会に対し、憤った女性は履いていた片方の靴を投げた。ふと、我に返り、残されたもう片方の靴を見たら、靴のヒールが獣の足になっていた。」という物語が込められている。今回のルミネという場所は、世界中からたくさんの素敵なものが集まる場所であり、訪れるお客様もルミネを支えるスタッフの方々も、これからの人生を彩ってくれる「何か」を探しに来る。その姿から着想し、しなやかに欲しいものを見つけていくハンターをイメージした作品群を展示する。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

岩渕 貞哉

岩渕 貞哉

審査員コメント

新宿のコンクリートジャングルの中で、獲物をハントするように、人生を彩る素敵なファッションを見つけてくる。ハイヒールの脚部が動物の足に見立てられた作品は、欲望というもっとも野生的な部分を刺激して肯定する思いが込められています。そして、安心感のある作品の完成度。さらに目を惹いたのは、脚部に鳥の羽根のある新作の提案でした。そこには、わかりやすいメッセージを一つ乗り越えるイメージの飛躍があるように感じて評価しました。

ルミネ賞|ウィンドウ部門

でぃすこ

akatin(アカチン)さん

作品タイトル

でぃすこ

akatin (アカチン) さん

プロフィール

羊毛を使ったニードルフェルティングや桐塑での造形、日本画材での着彩など特徴ある技法を用いて、作品を前にした人にとって「印象的な事象」として存在する立体作品を制作している。

作品コンセプト

私は新宿が大好きです。日本が誇る、元気でパワーがありいろいろな人やモノが集まる、ある意味毎日お祭りのような場所・・・それが新宿ではないかなぁと思っています。そんな大好きな新宿のショーウィンドウに、日本の色々な時代のきらびやかさを入れたような作品を制作したいと思いました。金屏風をイメージした中に錦鯉を泳がせ、カメレオンの顔を持つボディコンギャルの阿吽像が踊る摩訶不思議なキラキラしたディスコを作ります。ショーウィンドウを前にした人が立ち止まらずにはいられない、これまで見たことがないような夢うつつな世界を出現させたいです。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

尾形 真理子

尾形 真理子

審査員コメント

なぜにディスコ?なぜにボディコン??新宿という街に突然現れるカオスな阿吽像。あらゆる時代の多様性を取り込む包容力も、この街のエネルギーなのかもしれません。羊毛と桐の粘土を組み合わせた立体の輪郭、質感、量感は、思わず触れてみたくなる豊満さ。だけどルミネのウィンドウの中の彼女たちは、近づく人たちを許してくれないのも魅力です。

入賞|エレベーター部門

Imaginary Landscape

照屋 美優(テルヤ ミユウ)さん

作品タイトル

Imaginary Landscape
【イマジナリー ランドスケープ】

照屋 美優 (テルヤ ミユウ) さん

プロフィール

1988年 神奈川県生まれ。2012年 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。三嶋典東(イラストレーター・グラフィックアーティスト)に学ぶ。主に、紙に色鉛筆による抽象作品を描く。それらをデジタル加工し、拡大・印刷して展開した平面作品や、空間に溶けこませて配置した作品がある。また、手製本による作品集や、日常をテーマとした本などを制作している。

作品コンセプト

その日の天気、気分や感情、ふと目にとまったモノ、電車に揺れながら、うとうとする布団の中…。日々描いた絵は季節とともに移ろいでゆく。記憶の断片たちがおしゃべりを楽しんでいるかのように、そこには物語が生まれてくる。買い物前のワクワク感、別の階へ向かう間のひと時、たくさんショッピングをしてくたびれた帰りに癒されるような空間となりますように。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

小池 博史

小池 博史

審査員コメント

地平線にもみえる広がりのあるその先の世界は日常のふとした幸せを感じる瞬間を切り取った温かみある世界です。エレベーター部門は応募数が多く選ぶのは大変でしたが、1月の寒い季節に暖かく優しく包み込まれるでしょう。

入賞|エレベーター部門

Algorithmic SANSUI(アルゴリズミック サンスイ)

安藤 充(アンドウ ミツル)さん

作品タイトル

Algorithmic SANSUI
【アルゴリズミック サンスイ】

安藤 充 (アンドウ ミツル) さん

プロフィール

1983年神奈川県小田原市生まれ。2010年 トーキョーワンダーウォール賞受賞。2013年損保ジャパン美術展FACE2013入選。リキテックスアートプライズ2014審査員賞受賞。自然物というモチーフを、時間の単位や動きによる形象のリズムで捉えなおすという、水墨画や琳派を発展させた独自の視点で制作している。

作品コンセプト

霧雲煙る中に聳え立つ山、霧にうっすらと透ける森。のびやかに流れる柳の枝、節くれた梅の古木。古代中国の絵師は、それらを表す為に筆を執った。それら底本に日本の琳派、文人が創った作品は、より構成的に、または即興的に、リズミカルに、大胆に、抽象的に、進化していった。それは自然の姿のコピーを目指すのではなく、自然の持つリズムを筆の流れやタッチ、顔料のにじみで創りだそうという試みに他ならない。盆栽が読み解く木々の伸びてゆく法則。種の発芽、砕け散る波しぶき、そういった自然物の変化というアルゴリズムを、山水画のようなカタチにしました。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

堀 元彰

堀 元彰

審査員コメント

エレベーター部門は応募数も最多で、しかも力作、佳作が凌ぎを削る感がありました。デザイン、イラスト志向の応募作品が多いなかで、入賞した安藤充さんの作品は、じつに絵画的で、その点で強く印象に残るものでした。とくに流動感にあふれるダイナミックな筆致と東洋的で新鮮な色彩感覚が異彩を放っていたと思います。

入賞|映像部門

飯循環(メシジュンカン)

持田 寛太 さん

作品タイトル

飯循環 【メシジュンカン】

持田 寛太 (モチダ カンタ) さん

プロフィール

1991年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒業。映像作家、フリーランスのジェネラリストとして活動中。実写映像、3DCG などの映像の制作を主に行う。また、映像作品のアウトプットの媒体を拡張する試みとしてインタラクティブアートやインスタレーションの制作も行う。デジタルと現実空間、いかに自身を繋げるかを探求している。

作品コンセプト

人の記憶より遥か以前から空間は広がり続けていたが、いずれ膨張は止まり、収縮を始める。ゼロ・ポイントから広がり出たものがネガティブからポジティブへと一点に収束してこの宇宙は『死』も『消滅』も『還無』するのでもなく、収縮した後に再び膨張して、新たな宇宙へと生まれ変わることになるであろう。あらゆる意識空間が、ゼロに集約され、粒子のように、存在している。それは私たちの食の循環と、ともに普遍的なことと捉え、その小宇宙を表現した。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

井口 皓太

井口 皓太

審査員コメント

映像というものは時間軸を持った光であって、内容が大事であるのはもちろんのこと、それがいつ・どこで・どのように・人の目に飛び込むのか、画面の向こう側を意識することは、とても重要な要素だと考えます。その中で持田さんの作品は「忙しく新宿を行き交う人達が、ふと目に入ったサイネージに『はっ』とし、思わず立ち止まってしまった」という画面の外で起こる物語を想像させるところがとても良いなと感じました。本アワードのテーマである「日常の中にアートを」という点でも、出てくるモチーフは、普段見慣れた食器や食材だけであるのに、テーマの持たせ方や、それに伴った質感、動きの付け方によって、見たことのない新しい表現に繋がっています。いつもとちょっと違った視点を、新宿に現れる小宇宙をご覧頂ければと思います。

LUMINE meets ART AWARD 2016 ゲストアーティスト

  • 井口 皓太

    TYMOTE(ティモテ)・
    CEKAI(セカイ)代表

    井口 皓太

  • 【 Motion Textile_1sec 】(モーション テキスタイル ワンセカンド)
    グラフィックデザインや写真が「時間」という概念を内包しているものであるという前提において、それ自体が時間軸を持っている「映像」という表現は、どのように「時間」を捉え、デザインするべきかなのかいつも考えてきました。時間を扱うデザインには、どうしても逃れられない「1秒」という単位があると考えています。私がこれまで手掛けてきた映像作品は、「それ自体が持っている時間」「私がそれをこしらえている時間」そして、それを見る人が持っている時間」その3点を、刻々と刻まれる1秒の単位に合わせ、繋ぎとめていくような作業から生まれたものたちです。ルミネというたくさんの人間が交差していく場所において、私が手がけた「時間」が、どのようにして影響をもたらしていくのか。それは時間を超えても尚続いていく「1秒」の交信です。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

LUMINE meets ART AWARD 2016 総評

小山登美夫

小山登美夫

今回の審査は、審査員の方々とのミーティングで一層複雑味を増していきました。ルミネ的なものではないものを、内に入れ込む、それこそがルミネ的だと、はっきりしてきました。今回は様々な要素を持ったバラエティーに富むアプローチで作られる作品が選ばれたと思います。新しい可能性を感じてもらえれば嬉しいです。

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