NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum Gil Kuno＆澤田光琉＆長谷川海＆山口由葉

2022.09.15NEWoMan meets ART

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum
Gil Kuno＆澤田光琉＆長谷川海＆山口由葉

#DISPLAY

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museumがつくるアートスペース「Wall Street Museum」。
開業コンセプト「STORY…ING」を基に、企画・キュレーション・ディレクションしたアートを館内1・2F壁面にて常設で展示しております。今回の展示では、1FをGil Kunoさん、2Fを澤田光琉さん、長谷川海さん、山口由葉さんに空間を彩っていただきました。

期間

2022年8月18日（木）～
場所

ニュウマン横浜 1F ・2F壁面

1F 『Spinout Hours ～失われた2時間～』

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1F壁面ミュージアムのテーマは『Spinout Hours ～失われた2時間～』。

The Chain Museumの遠山正道さんが作家として生み出した時計作品の問いかけをテーマにアーティストが作品を創造するシリーズの第5弾。今回は、プログラミングの技術力を要する装置を使ったGil Kunoさんのアンサー作品「SKY（Sky Mini V2）」となります。

遠山正道さん時計作品の問いかけ

テクノロジーが発達して、人間は暗算などの基本能力をいとも簡単に退化させた。あらゆるものを合理的に単純化させた結果、12進法の時計も10進法に変更した。弾き出された2時間に、非合理があった。失われた2時間にあなたは何を思いますか？

Gil Kunoさんのアンサー

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空を横切る雲の映像をアナログスクリーンに落とし込んだ本作。
青と白の物理的なドットが回転し、真っ青な空を横切っていく雲の姿が表現されています。
そよ風を彷彿とさせるサワサワとした音はドットがひるがえるメカ音。ピクセル画のような、レトロなゲームを想起させる作品です。
Skyにはパソコンが内包されており、コードで何千もの電磁石をコントロールし、ドットをひるがえす仕掛けになっております。

Gil Kuno

アーティスト、音楽家。ロサンゼルス出身。カリフォルニア大学ロサンゼルス校メディア・アート専攻。ニューヨークと東京を拠点に活動。過去に文化庁メディア芸術祭や恵比寿映像祭、六本木アートナイトなどに参加。

2F 「マジックアワー」

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2F壁面ミュージアムのキュレーションテーマは『マジックアワー』。

タイトルの「マジックアワー」とは、本来は日没前に一瞬だけ薄明かりがあらわれる時間帯を指す写真用語です。3人の作家たちは、記憶に残る「光」が、日々の暮らしに散りばめられていることを教えてくれることでしょう。ほの暗い朝靄、水面に映る鈍色の月光、都市にあふれる生活の灯、トラックライトの閃光。本展を通じて、日常の中にあるたくさんの「マジックアワー」を見つけてください。

澤田光琉

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澤田さんは、「光」の作用によって私たちが認識することのできる「形」を描き出します。作品の出発点として写真を用いることが多いという澤田さんですが、本展には望遠鏡を通して見えてきたイメージから着想を得たという作品を描き下ろしました。

長谷川海

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イラストレーターとして活躍する長谷川さんは、どこか懐かしいような風景に浮かび上がるあたたかい「光」を表現します。心象風景のなかにぼんやりと灯るあかりは、密やかな静謐さと一抹の陰りが同居する不思議な魅力にあふれています。

山口由葉

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山口さんは、日常生活で発見した様々な「光」を、作品のモチーフのうちのひとつとし、大胆な筆致で捉えます。矩形のキャンバスに刻まれる鮮烈な色彩は、徹底的に絵画表現に向き合う作家の情熱を観る者に訴えかけるでしょう。

[キュレータープロフィール]
齋木優城／1993年生まれ。キュレーター／リサーチャー。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程修了後、 Goldsmiths, University of London MA in Contemporary Art Theory修了。
現在はロンドンに拠点を移し、研究活動を続ける。

澤田光琉

1999年滋賀県生まれ。2021年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。

長谷川海

1992年生まれ。女子美術大学卒業。

山口由葉

1992年愛知県生まれ。2016年名古屋造形大学造形学科造形学部洋画コースを卒業、18年に同大学大学院造形研究科修士課程造形専攻を修了後、20年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画を修了。

NEWoMan meets ART

ニュウマン新宿、ニュウマン横浜にディスプレイを展開。展示作品を気に入ったら、購入、もしくはレンタルして自宅に飾れる新しいスタイルのディスプレイです。また、展示に伴ってアーティストやギャラリストのトークイベントを開催し、アートと人をつなぐコミュニケーションの場を提供しています。