TOP
MOVIE
INTRODUCTION
CAST
MUSIC
STAFF
SPECIAL
アセット 1
top_web
top_logo
SCROLL
MOVIE
ムービー
本編
予告編
MATCH girls 脚本公開中
シネ・リーブル池袋での
映画館上映イベント開催決定!
シネ・リーブル池袋での映画館上映イベント開催決定!
12月23日(日)の1日限定で、シネ・リーブル池袋にて映画館上映イベントを開催。「MATCH girls」を映画館のスクリーンで無料でお楽しみいただけます。 なお、上映時間やチケット入手方法、来場特典等に関しましては、詳細決定次第、MATCH girls特設サイト及びルミネHPを通じてご案内します。
劇場公式サイト: https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/
私が思うに別所美幸はさ、
プライドが高くて色々損してるんだ。
かがんで。ブーメランが来てる。
INTRODUCTION
イントロダクション
アセット 1
アセット 2
「セトウツミ」の天才漫画家、此元和津也による初のオリジナル実写脚本。新世代の実力派女優、中村ゆりか、岸井ゆきのによるW主演。
12月24日。フリーターの別所美幸(岸井ゆきの)に誘われて喫茶「アンデルセン」でお茶をすることになったOLの相川杏奈(中村ゆりか)。 マッチに火が灯され、二人の関係は変化していく。
一人ぼっちと一人ぼっちが二人で過ごすクリスマスイブは、ハッピーエンドになるのだろうかーーーー
CAST
キャスト
沈黙を嫌うOL
相川杏奈
中村ゆりか
失礼なことを言っても許される人生を送ってきた。長く付き合っている彼氏と上手くいっていない。
嘘がつけないフリーター
別所美幸
岸井ゆきの
素直な性格で損をすることも多い。物怖じしないタイプだが、好きな人とだけは上手く話せない。絶賛片思い中。
嶺豪一
笠松将
川上友里
水石亜飛夢
山根愛
でんでん
喫茶「アンデルセン」―――
さみしがりやのマスター(でんでん)が営む、
やけにスノードームが多い店。
MUSIC
ミュージック
LUCKY TAPES
高橋海、田口恵人、高橋健介の3人組。2015年に1stアルバム『The SHOW』をリリース。 翌2016年にEP『MOON』、2ndアルバム『Cigarette & Alcohol』をリリースし、多数のフェスへ出演。2017年9月にEP『Virtual Gravity』をリリースし、そのツアーファイナルにてメジャーデビューを発表。ホーン・セクションや女性コーラス、パーカッションなどを加えた総勢9名のライブ・パフォーマンスは、国内はもとより中国や台湾、タイ、韓国 などアジア各国でも高い人気を集める。2018年5月にリリースしたメジャーデビューEP 『22』とそれに伴う東名阪ツアーも各所で高評価を受け、10月3日にメジャー1stアルバム『dressing』のリリースとバンド最大規模となる全国ツアーの開催を発表。
高橋海、田口恵人、高橋健介の3人組。2015年に1stアルバム『The SHOW』をリリース。 翌2016年にEP『MOON』、2ndアルバム『Cigarette & Alcohol』をリリースし、多数のフェスへ出演。2017年9月にEP『Virtual Gravity』をリリースし、そのツアーファイナルにてメジャーデビューを発表。ホーン・セクションや女性コーラス、パーカッションなどを
加えた総勢9名のライブ・パフォーマンスは、国内はもとより中国や台湾、タイ、韓国 などアジア各国でも高い人気を集める。2018年5月にリリースしたメジャーデビューEP 『22』とそれに伴う東名阪ツアーも各所で高評価を受け、10月3日にメジャー1stアルバム『dressing』のリリースとバンド最大規模となる全国ツアーの開催を発表。
STAFF
スタッフ
此元和津也/脚本
2010年、漫画『スピナーベイト』で漫画家としての活動をスタート。 2013年、読み切りで掲載された「マジ雲は必ず雨」が人気を集め、 その後「セトウツミ」に改題、連載スタート。2014年には、「聾の形」「弱虫ペダル」「僕だけがいない街」など名だたる作品と共に『第18回手塚治虫文化賞-読者賞』にノミネートされる。
同じ場所、同じ二人の会話だけで繰り広げられる物語は、 その後映画化、ドラマ化と拡大していき大ヒット。 現在は、その作品の切り口、ストーリー展開の作家性を生かして、 漫画以外の領域へも活動の場を広げる。 12月30日までの期間限定で、「セトウツミ」の1巻無料試し読みキャンペーン実施中。
山岸聖太/監督
1978年生まれ。関和亮が中心となって立ち上げたKoe(コエ)に所属。映像ディレクターとしてミュージックビデオ、テレビド ラマ、CMなどを手がける。これまでにKANA-BOON、乃木坂46、ユニコーンなど多数のMVを制作。また、映像制作チーム「山田一郎」のメンバーとして、星野源、デザイナー大原大次郎と共にインストバンドSAKEROCKのMV、DVDなどの構成・ 演出・編集を担当、その他にも星野源の映像作品に数多く携わる。ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015では短編作品「生きてゆく完全版」がシネマチックアワードを受賞。その後、映画「あさはんのゆげ(2016)」「傷だらけの 悪魔(2017)」を監督。2018年10月からは、新春に放送して好評を博した高畑充希主演「忘却のサチコ(TX)」の連ドラの監督を務める。
主題歌:
LUCKY TAPES 「ワンダーランド」
(ビクターエンタテインメント)
企画:
加我俊介、三島邦彦
プロデューサー:
栗川愛子、加島貴彦(P.I.C.S.)
制作協力:
P.I.C.S.
製作:
LUMINE
主題歌:
LUCKY TAPES 「ワンダーランド」
(ビクターエンタテインメント)
企画:
加我俊介、三島邦彦
プロデューサー:
栗川愛子、加島貴彦(P.I.C.S.)
制作協力:
P.I.C.S.
製作:
LUMINE
SPECIAL
スペシャル
MATCH GIRLS
決定稿
此元和津也
2018

1どこかの街・駅前など (クリスマスイブ・夜)

大きなクリスマスツリーがある。
その前でカップルたちが待ち合わせをしたり、
写真を撮ったりしている。
通りすがりの相川杏奈は、その様子を見つめる。
相 川「…」
そして立ち去る。


タイトル「MATCH GIRLS」



2純喫茶『アンデルセン』 (クリスマスイブ・夜)

店内にはそこそこの客。ほぼカップル。
一人客の男がスマホを見ている。
マスターは白いひげのおじいさん。
店内を掃除しながらニコニコしている。

マスター「待ち合わせ?」
男 「……え、はい?」
マスター「いや今日、ほら」
マスターはクリスマスツリーを指差す。
男 「いや、まあ、別に」
マスター「え、違うの」
男 「待ち合わせっていうか…(はっきり言わない)」
マスター「あ、そう。……(スマホ覗く)」
男 「ちょっ…なんですか。見ないでください」
マスター「見てないよ」
男 「見てるじゃないですか」
マスター「待ってるだけじゃダメよ。そういう日でしょ今日は。
あ、コーヒーお代わりする? よね」
仕事に戻るマスター。

離れた席からその様子を見つめる二人の女性。
二人は高校時代の同級生であるが、
大して仲が良いわけではなかった。
久しぶりに会った二人には少し距離がある。
相 川「…」
別 所「…」
別所はスマホをいじる。相川は男を見つめたまま。
相 川「こないだズッキーニ洗ってる時に考えたんですけど」
別 所「…ズッキーニ?」
相 川「ええ。お店でハンバーグ頼んだ時に自分で焼く用の丸い石
?みたいな、これでどうぞお好きな加減で焼いてお召し上
がりください的なやつの名前が思い出せなくて」
別 所「あーなんだっけ。…バレッタみたいな」
相 川「ペレットなんですけど」
別 所「あーペレットね」
相 川「覚えにくいじゃないですか?」
別 所「まあね」
相 川「覚え方を考えたんですよ」
別 所「どんな?」
相 川「小動物の餌って覚えればいいんですよ」
別 所「え、小動物の餌もペレットって言うの?」
相 川「そうなんです。これでどうぞお好きな加減で焼いてお召し
上がりください的な丸い石と、小動物の餌を関連付ければ
もう忘れないんじゃないかと思って」
別 所「でも小動物の餌なんてたくさんありすぎて難しいでしょ。
ペレットってすぐ出てくる?」
相 川「そこは大丈夫です。小動物の餌といえばペレットってわた
し完全に認識してるし昔フェレット飼ってたんで。…あれフ
ェレットですよね?」
別 所「知らないよ。ややこしいなフェレットとかペレットとか。で、
ズッキーニはなんだったの?」
相 川「だからまーくんですよ」

別 所「ん?」
相 川「ズッキーニ洗ってる時にそれを考えてたんです。まーくん
がハンバーグ食べたいって言ってたなあと思って」
別 所「もう何が何だか。ゴチャついてるよ会話が全体的に!
ズッキーニ全然関係ねーじゃん。ややこしいよ!」
相 川「そうですか?」
別 所「何でズッキーニ洗いながらハンバーグのこと考えんのよ」
相 川「だって…」

〜ここから少しアドリブで会話〜

×  ×  ×

相 川「でもペレットみたいな、そんな感じの、同じ発音なのに違
う意味みたいな言葉って結構多くないですか? 同音異義
語ってやつ?」
別 所「え、例えば?」
辺りを見渡す相川。
相 川「…まあパッとは出てこないんですけど」
別 所「なんだよ!」
相 川「しかしさすがにカップルばっかりですね」
別 所「クリスマスイブだもん。ていうか、なんで敬語?」
相 川「いや、うーん。なんとなく。…久しぶりだし?」
別 所「…」
またスマホをいじり出す別所。
相 川「あーハンバーグの話したらお腹すいてきちゃった」
別 所「じゃあもう少ししたらどっか食べに行こっか」
相 川「え、二人で?」
別 所「嫌なら別にいい」
相 川「そういえば別所さんさ、なんで私誘ってくれたの?」
別 所「え、別に。みんなに声かけたけど、空いてたのが相川さん
だけだった。から?」
相 川「ふーん。まあそんなことだろうと思った。だって高校の時
からこうやって二人きりってなかったよね。だからいますっ
ごい気まずい」
別 所「あっそ。その割にはよく喋るよね」
相 川「…」
別 所「ま、本音言うと誰でも良かったんだー。1人で過ごすより
マシだからねー。すんませんね付き合わせちゃって。ここワ
タシ払うんで」
相 川「うわ、めんどくさ」
別 所「……(またスマホ見出す)」
相 川「ふーん、でもなんか意外。
だって高校の時から一匹狼なイメージだったからね別所さ
ん」
別 所「なんかさあ、そういう女同士の付き合い?みたいの苦手な
んだよね」
相 川「えーそう?楽じゃない?気にせず好きなもの食べれるしさ。
パフェとパンケーキ交互とか…」
別 所「その服かわいいね」
自分の服を確認し、嬉しそう顔を上げる相川。
相 川「! でし…(ょ!?)」
別 所「(食い気味に)とか言うのすっごい!苦手なんだ」
わかりやすく落胆する相川。
相 川「…」
別 所「でも相川さんは来ないと思ってたよ。だってまーくんとま
だ続いてるんでしょ?」
相 川「うん」
なんだか元気がない相川。
別 所「長くない?高校の時からだよね」
相 川「来年で8年目」
別 所「はちねーん」
×  ×  ×
まーくん (インサート)
スーツで証明写真機に座るまーくん。
(テロップ:まーくん)
×  ×  ×
別 所「じゃあ8年つったらまあそろそろ御結婚とかそういう…」
相 川「……」
別 所「あれ。どうした?もしかして…うまくいってないの?え?」
ニヤニヤする別所
相 川「就職でまーくんが四国に配属されてから、なんかぎくしゃ
くしてて」
別 所「四国!」
相 川「四国」
別 所「四国ぅ〜。遠いなあ!遠いよ四国は!橋渡るよね?」
相 川「渡る。瀬戸大橋」
別 所「(食い気味に)遠い〜!!やっぱ遠距離って難しいんだ?く
うっ〜クリスマスなのに会えないのツライね〜。ツレー。キ
チィ〜」
相 川「私が思うに…」
別 所「なになになに」
相 川「四国で新しい女ができたんじゃないかと」
別 所「いやいやそんなことないよぉ。信じてあげようよまあくん
をぉ…って言いたいとこだけどまーくんモテてたからなあ。
バレー部副キャプテンだし。筋肉!」
相 川「なんかあからさまに返事が遅いんだ最近。今日も電話した
んだけど出ないし、言い訳の連絡もない」
別 所「そっかあ。心配だね。多分今頃ぉ、四国でぇ、気の強い土佐
犬みたいな人とデートだよきっと。ラブ」
睨む相川。
別 所「…ま、おかげで私はクリスマスイブにひとりきりは避けら
れたんだけどね。土佐犬に乾杯」
相 川「ていうかそっちこそどうなってんのよ最近」
別 所「別になんにもないよ。なんにもなさすぎて最近、ジグソー
パズルとかやってる笑」
相 川「笑」
別 所「それも2000ピースの」
相 川「え?なんの?なんの絵柄?」
別 所「え、内緒だよ」
相 川「え!教えてよ」
別 所「やだよ。ふつー教えないでしょパズルの柄」
相 川「そのふつーわからない」
別 所「めちゃくちゃカッコいいの見つけたんだー」
×  ×  ×
別所の部屋 (インサート)
部屋に作りかけのパズルが置いてある。図柄は「金閣寺」。
×  ×  ×
相 川「なんだよ、気になるじゃん、教えてよ」
別 所「ダメ。教えると運気が下がる」
相 川「運気?パズルに運気とかあるの?」
別 所「あとちょっとで完成なのよ。もう見えてる状態」
相 川「見えてる?なにが?」
別 所「”アレ”が。アレはもう出来てんの」

〜ここから少しアドリブで会話〜

×  ×  ×

マスター、カウンターにて食器を拭いている。(時間経過)

3

相 川「あ、でもクリスマスってバイト忙しいんじゃないの?」
別 所「うん。だからだいぶ前から24、25は休みにしてくれっ
て言ってあったの。ときめくようなことがあっても対応でき
るように」
相 川「で結果は?」
別 所「ごらんの有様です」
相 川「笑」
別 所「なんかさ、柄にもなく今日占いを見たわけ。そしたら「お
気に入りのスニーカーを履いていくといい事あるかも」って
書いてあったから」
相 川「履いてきたんだ笑」
別 所「健気だわ私」
足元を覗き込む相川。新品に近いキレイなスニーカー。そ
のつま先を揺らす別所。
相 川「でもほんとにいいことあるかもよ」
別 所「あーなんか、マッチングアプリでもしようかな」
相 川「えー私もしたい」
別 所「あ、そんな事言っちゃうんだ。まーくん今頃、四万十ブルー
を一望できるレストランだしねー」
相 川「だからなんでさっきから高知県って決めつけてるの。四国
としか言ってないのに」
別 所「あ、違うんだ。いやほら土佐犬だから」
相 川「なにが」
別 所「わかんない。ていうか土佐犬って言葉、今日初めて発した
かも私。…やばい何かドキドキしてきた。どうしよう。ねえ、
土佐犬のパズルって売ってるかな」
相 川「知らないし」
別 所「(ケータイをいじり)土佐犬…パズル…2000ピース」



相 川「え、ていうかさ。前からクリスマス空けてたってことは誰
か候補がいたってことでしょ?」
別 所「まあ…ね」
相 川「誰?好きな人?」
別 所「うん。同じバイト先のひとつ上の人なんだけど」
相 川「へー。どんな人?名前は?」
別 所「飯田さんって言うんだけど、バンドマンで」
×  ×  ×
バンドマン飯田さん (インサート)
楽器を背負い証明写真機に座る飯田さん。
(テロップ:飯田さん)
×  ×  ×
相 川「うわー。別所さん好きそう。高校の時もなんか、マジシャン
みたいな人と付き合ってたもんね」
別 所「……」
×  ×  ×
別所の元カレ (インサート)
証明写真機にて満面の笑みでポーズをとる怪しげな元カレ。
(テロップ:別所元カレ)
×  ×  ×
別 所「思い出させないでよ」
相 川「あの人何だったの?」
別 所「私もよくわかんない。本人はマルチクリエイターって言っ
てたけど」
相 川「なんでもつくっちゃうんだ。
え、どこが好きだったの?」
別 所「うーんと…」

〜ここから少しアドリブで会話〜

4
別 所「つーか私が好きそうってどういうこと?あの自称クリエイ
ターとバンドマンの飯田さん一緒にしないで」

相 川「夜明けを待たずに幌を張るタイプのドリーマーが好きな
のかなって」
別 所「…なんだっけそれ。帆を張るなんちゃら」
相 川「わからないならイイ」
別 所「ていうか、それわたしめっちゃ身の程知らずじゃん」
相 川「で、飯田さんは誘ってみたの?」
別 所「シフト見たらさ、飯田さんもバイト入れてなかったから」
相 川「おお!」
別 所「予定入ってるんだろうなー、とか思いながらも昨日ダメ元
でメッセ送ってみた」
相 川「なんて?」
別 所「明日か明後日空いてたりしませんか?って」
相 川「そしたら?」
別 所「未読スルー」
相 川「そっかあ」
別 所「あーなんかいいことないかなあ」
相 川「じゃあさ、対決しよっか?」
別 所「は?なんの?」
相 川「お互い好きな人に連絡して、先に返事がきたほうが勝ち」
別 所「相川さんってさ、見かけによらず残酷だよね。最近冷たい
とはいえ8年付き合ってるあなたのまーくんと、私の片思い
の飯田さんって勝負見えてるじゃん」
相 川「なあ別所美幸」
別 所「フルネームやめろ」
相 川「私が思うに別所美幸はさ、プライドが高くて色々損してるんだ」
別 所「…は?」
相 川「昔からそう」
別 所「…アンタなに言ってんの」
相 川「だって美幸はさあ」
別 所「……」
相 川「高校の時から、ずっと私のこと、見下してるでしょ?
…今だってそうなんでしょ?」
別 所「……」
相 川「……」
微妙な空気が流れる中、見つめ合う2人。

店の奥で何か(銀トレー)が落ちる音がする。
店内の人々が音の方を見つめるが、二人は視線を外さない。

5
相 川「……」
別 所「(鼻で笑う)何言い出すかと思ったら」
相 川「でも本当のことでしょ」
別 所「わかってないなあ〜」
相 川「なにが」
別 所「…逆だよ。相川さんは優等生だったし、吹奏楽部も高校大
学と一生懸命やってたみたいだし、今もOLしながらマーチ
ング活動やってたり。私なんか美術系の専門学校出てから
は適当にバイトしてさ、だからなんていうか、見下すとかじ
ゃなくて、種類が違うなって思ってた。ていうかむしろ羨ま
しいとすら思ってたよ」
相 川「…」
別 所「自信がないんだ自分に。専門学校の卒業制作の前にさ、同
級生が出席日数足りずに除籍になったの。
その時私さ……」
×  ×  ×
専門学校時代の別所 (インサート)
校内。ロッカーの荷物をまとめて去る同級生。見つめる別所。
口元が緩む。
×  ×  ×

別 所「笑っちゃったんだ。ざまあみろーって。喜んじゃった。
それぐらいコンプレックスが強いんだよ。でもね、その同級
生、今はフリーでイラストレーターやってる。んで、私はと
いうと、スキル活かせないままフリーター。だか
ら、自分のやりたいことやって充実してる相川さんにも引け
目感じてたんだ」
相 川「ふーん…そうだったんだ」
別 所「…」
相 川「…あれ、なんでそんな話になったんだっけ」
別 所「いやだから…なんか勝負って」
相 川「あ、そうだそうだ」
別 所「なんだよ(呆れる)」
相 川「だから! そんな私達がクリスマスイブに、
この古びた喫茶店で2人きり。これも運命だよ」
別 所「……」
相 川「もうプライドなんか捨てて今日は本音で楽しもうよ。
過剰に褒めたり慰めたりしない、同調もいらない。ね!」
別 所「…わかった。受けて立つよこの負け戦に」
相 川「そうそう、たまには負け顔を見せるのも大事だよ」
別 所「じゃあこうしよう。至急電話くださいってメッセ送って、先
に電話がかかってきたほうが勝ち」
相 川「おっけー。既にまーくんから電話無視されてるけど」
スマホに向かってメッセージを打つふたり。

6
メッセ画面 (インサート)
「至急電話ください」と打つふたりの画面&手元。
×  ×  ×
別 所「できた?いくよ?」
相 川「うん。せーの」
送信するふたり。
相 川「あっ同音異義語」
店のマッチ箱を手に取る相川。
別 所「ん?何て」
相 川「マッチングアプリの、マッチとマッチ」
別 所「ああ、そのマッチとあのマッチ、綴り同じなんだ?」
相 川「マッチってどういう意味かな。ニュアンスはわかるんだけ
ど」
別 所「お似合いとか釣り合うとか、似た者同士、とかそんなんじ
ゃない?」
相 川「なるほど」
別 所「そう考えたら、飯田さんと私がお似合いだとは思えなくな
ってきた。つら」
相 川「なんかさ、人間ここまで進化してきたんだからさ、運命の
人が現れた時に、おでこらへんにマッチ!って文字が出てき
たら楽なのにね」
前髪を開いておでこを見せる相川。
そこに輝く「MATCH」の文字(CG)。
別 所「いやいや!それはなんか心で感じたいでしょ!この人だっ
ていう直感みたいなやつをさあ」
相 川「(前髪直しつつ)私だってそう思ってたんだよ。でも間違い
や勘違いってこともあるじゃん。まーくんと付き合って8年
経ったけど、やっぱちょっと違うのかもって思う時もあるし、
向こうもそう思ってるんじゃないかな。てかもういいよあん
なやつ。違ったら違ったで、私とは釣り合わなかったって事
だし。うんうんうんうん」
別 所「じゃあマッチングアプリで探してみようよ。お似合いの人
を」
相 川「えー。なんか怖くない?(まだ前髪気にしてる)」
別 所「もう前髪大丈夫だよ!さっきやりたいって言ったじゃん」
相 川「うーん…」
別 所「相変わらず優等生だなあ」
相 川「わかった。そうだよね。おでこにマッチ!がいるかもしれな
いし、やっぱり私にはまーくんこそが、おでこにマッチの人
だったってわかるかもしれないし」
別 所「言い過ぎだから、おでこにマッチ」
スマホを眺める2人。

マスター、カウンターにてコーヒーを淹れる。(時間経過)
7

別 所「これ。ちょうどいいじゃん「マッチバコ」だって」
画面を相川に見せる。
画面には「マッチバコ」のトップページ
相 川「なるほど。男はマッチ棒の数だけいるって言うしね。
よし。とりあえずプロフィール作ろうか」
別 所「ノッてきてるじゃん」
相 川「待ってるだけじゃ幸せは来ないもん。せっかくだから楽し
まないとね。今日という日を」
別 所「じゃあプロフの写真撮り合おうよ」
相川にスマホを渡す別所。
相 川「行くよー、はいチーズ」
カシャ。
×  ×  ×
写真画面 (インサート)
素の表情で映る別所。
×  ×  ×
相 川「証明写真より証明写真じゃん笑」
別 所「ありのまま知ってもらった方が手っ取り早いし」
相 川「なんかもっと、こんなんとかこんなんとか」
かわいいポーズを取る相川。
別 所「貸して(相川のスマホを受け取り)」
相川のスマホでかわいいポーズの相川を連射撮影する別所。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャ。
相 川「やめて」
別 所「好きなの選んで」
写真画面 (インサート)
可愛いポーズの相川。
相 川「ほらー。こっちの方が絶対おでこにマッチ率が格段にアッ
プだよ」
別 所「いや私は証明写真で行く。だっておでこにマッチはどんな
状態の私でも見つけてくれるはず」
相 川「いやいや証明写真のせいで見えるはずのおでこにマッチが
光らずに消えて(しまう…)」
別 所「(食い気味に)おでこにマッチって何」
プロフィールを作成する2人。

8
プロフィール画面(インサート)
相川、別所、それぞれ。スマホ上に表示。
×  ×  ×
別 所「よし、できた。私達にお似合いの人を探そう」
相 川「すごーい。いっぱい登録者居るんだね」
別 所「ほんとだ」
相 川「美幸はどういう人がタイプなの?やっぱドリーマー?」
別 所「うーん…」
相 川「あ、じゃあそれをマッチに火をつけながら言ってみて」
別 所「マッチに火をつけながら理想を語るの?なにそれ」
相 川「誰一人として感動しない現代版マッチ売りの少女、それが
別所美幸。マッチはいかが〜」
別 所「切ないからやめて。今時マッチなんて売らないし」

マスターがトレーを持ってコーヒーを運んでいる。

別 所「売らないで思い出したけど占い…」
マスター「あっ」
マスターがコーヒーをこぼし、別所の靴にかかる。
別 所「…占い当たってないわ」
相 川「…」
マスター「申し訳ございません」
本当に申し訳なさそうに謝罪するマスター。
マスター「あのぉ…クリーニング代お支払い致しますので…」
別 所「いえ大丈夫です大丈夫です。この靴もう捨てようと思って
たんで」
相 川「お気に入りって言ってたくせに」
マスター「ではせめて、今日のお代は結構ですので、どうかご勘弁を
…」
相 川「えっほんとですか?やったー。占い当たってたじゃん」
ペコペコ頭を下げながらキッチンに戻るマスターペコペコ。
別 所「いや、いいことあるかもって、失ったもののほうが大きいか
ら」
相 川「あのおじいさんマスター、サンタクロースみたいじゃない
?」
別 所「そう?ヒゲだけじゃない。でもそういえばマッチ売りの少
女も靴なくしてたよね」
相 川「よし、じゃあやってみよう。火をつけながら理想の人」


9
しぶしぶマッチに火をつける別所。
火がつく。

相 川「はいどうぞ!」
別 所「えー理想の人って言われてもなあ」
相 川「じゃあまず年齢は?」
別 所「そうだなー。年上がいいから26から30ぐらい?」
相 川「え、もっと上いけるでしょ」
別 所「それ以上年上ってなるともうおじさんじゃん?」
相 川「ちなみにまーくん同い年だけどなんか子供っぽいというか、
こないだ会社で使ってるプリンターのポルターガイスト感
が怖いとか言って。なんか音するじゃんプリンターって、あ
れが怖いらしくて夜電話…」
別 所「あ、消えた。もうー変なのろけ話するから」
相 川「じゃあ次ねー」




10
マッチ2本目。
火をつける別所。
相 川「見た目は?」
別 所「うーん、爽やか系かなあ。身長175センチ以上で、スラッ
としてるけど意外とマッチョで、髪型も長すぎず短すぎず、
流行も追いかけすぎず取り残されすぎず、清潔感があって
健康で、あまり喋りすぎず、自慢もしない、決して奢らせず、
あらゆる私の話にうなずきながら、いつもニコニコしてよ
く食べ」
相 川「欲しがりか!!」
別 所「笑」
マッチの火が消える。
別 所「笑わせないでよ。消えたじゃん」
相 川「てかさ、あの人見ながら言ってない?」
少し離れた席に、イケメンがひとり座っている。
別 所「確かにちょっと気なってた」
相 川「あれじゃない?占いのいいことって」
別 所「まあ向こうが声かけてきて連絡先聞いてきたら考えない
こともないけどね」
相 川「じゃあ今の美幸の条件で検索してみようよ」
アプリをひらく相川。
相 川「あ、すっごいメッセージきてる」
×  ×  ×
メッセージBOX画面(インサート)
大量のメッセージが届いている。スマホ上に表示。
×  ×  ×
別 所「ほんとだ。すごいねーこの短時間の間に」
相 川「でもクリスマスイブに必死で相手探してる人ってちょっと
怖くない?」
別 所「かがんで。ブーメランが来てる」
相 川「……」

ヒュン!と相川の顔スレスレにブーメランが飛んでくる。
そのまま壁に突き刺さるブーメラン(CG処理)。

別 所「気をつけて」
相 川「はい。あ、美幸の条件に当てはまりそうな人みつけたんだ
けど、これさ」
画面を見せる相川。
×  ×  ×
イケメンプロフィール画面(インサート)
イケメンのプロフ。スマホ上に表示。
×  ×  ×
相 川「あの人に似てない?」
離れた席のイケメン。
別 所「そう言われてみればそうだけど、このタイプある種量産型
だから、みんな同じように見えるよね」
相 川「おばあちゃんみたいな事言うね」
別 所「おばあちゃん子だったしね」
相 川「マッチ売りの少女もおばあちゃん子だったよね確か」
別 所「あれ最後どうなるんだっけ?」
相 川「空想で出てきたおばあちゃんが消えないように全部のマッ
チ棒を束にして燃やすんだよ。あ、マッチ棒クイズ出してあ
げる」
別 所「だから会話がとっちらかりすぎだって!」
相 川「これ解いてね」

11
別所から見て「118=18」という計算式をマッチ棒で作る
相川。
相 川「ここから2本動かして式を成立させてください」
別 所「2本ね。ダテにジグソーパズルやってないからね私」
考える別所。


マッチ棒を手に取り、色んな所に動かしてみる別所。
相 川「ねえねえ、この人にさ、メッセージ送ってみない?」
さっきのアプリの人を指す相川。
別 所「なんて送るの?」
マッチ棒クイズを考えながら答える別所。
相 川「もしかして今、アンデルセンって喫茶店にいませんか?っ
て。これでもしあの人なら運命だよ。おでこにマッチだよ」
スマホを見ているイケメン。
別 所「それで別人だった場合、その人がこの店に来るかもじゃん。
ヤバイ人だったらどうするの?」
相 川「その時は全力で逃げようよ」
別所、自分の足元を見る。
コーヒーのシミができたスニーカー。
別 所「(ため息)もういいよ。今日はいいことなんてないんだ。占
いなんて当たらないよ。杏奈も本当はそう思ってんでしょ?」
相 川「…」
別 所「で?答えは?」
相 川「どっちの?」
別 所「マッチ棒に決まってるでしょ。占いなんて当たらないの」
相 川「答えは、どっちも同じだよ」
別 所「は?」
マッチ棒を2本動かす相川。
相 川「いいえ=NO。占いも当たる。いいことも、ある。」
別 所「……なにその自信」




別所の携帯に着信。
飯田から。驚く別所。

相 川「ほらね」
別 所「ウソ…」
相 川「私の負け〜。もし誘われたらさ、行ってもいいからね。早く
出てあげな。トイレ行ってこよーっと」
立ち上がりトイレに向かう相川。
別 所「もしもし…」
トイレに向かう途中、イケメンと目が合う相川。
別所は少し高揚しながら電話をしている。
マスター、コーヒーを飲みパイプを吸っている。(時間経過)


12
戻ってくる相川。
まだ別所は電話をしている。
別 所「いえ…ほんとになんでもないんです。あの…来週のシフト
ちょっと忘れちゃってて。……はい。…それを確認したかった
だけというか……」
テーブルの上にマッチ棒で、相川に向かって見えるよう何
かメッセージが書かれている。
相 川「イ…イダト…イ?」(小声)


別 所「そうですそうです。今日と明日私休みなの忘れてて、飯田
さんにシフト変わってもらえないかなって…ははは…」
相 川「飯田トイ?飯田…と…い…っしょにいたかった的な?マッ
チ棒足りなくなった?」(小声)
別 所「そうなんです。休みとってました私。…だからほんと…す
みません。はい……はい、失礼します」
通話を終えた別所。
別 所「やっぱりいいことなんてないじゃん」
相 川「飯田トイ?」
別 所「飯田さん…おもちゃ屋さんに居た…」
相 川「そのトイ!?つづり違うし!てか、え…クリスマスイブに
おもちゃ屋さん居るってことは…」
別 所「子ども居た」
相 川「えええ!」
別 所「子持ちだった…」
相 川「えええええええ!!!」
13どこかのおもちゃ屋
おもちゃ屋で子供とおもちゃを選ぶ飯田さんと、鬼嫁。
飯田嫁「誰?電話」
飯 田「え?あ、うん、なんかバイト先の子」
飯田嫁「え、女?」
飯 田「まあ、女っていうか…」
飯田嫁「え、女なの?男なの?はっきり言いなさいよどっち!
なんで濁すのよ」
飯 田「別に濁してない」
飯田嫁「ていうか、って言ったじゃないの。女、ていうかって何よ」
飯 田「だから………バイト先の女の子だよ」
飯田嫁「アンタ!!またなんかバイト先の女に手ェ出してんの!」
飯 田「いや、してない!してないよ。するわけ無いじゃない」
飯田嫁「あんた誰のおかげでバンド続けられてると思ってんの!
あたしがちゃんと働いてるからでしょ!」
飯 田「わかってるわかってます」

14純喫茶『アンデルセン』

別 所「…ていうか…ちゃんとしろよ!飯田!」
相 川「まあ、あの…子煩悩でいい人じゃん。ああ違う、まだほら、
確定じゃないし、ほら…甥っ子とか…なんだったら自分のた
めのおもちゃかもしれないし」
別 所「アプリの人にメッセージ送る」
相 川「うんそうしよ」
別 所「その前に私もトイレ。てかトイレから送る」
トイレに向かう別所。イケメンと目が合う。

15
時間経過。
戻ってくる別所。相川は電話をしている。
席につくと、相川は電話をしながらII田TOIからマッチ棒
を動かし、別所に向けてメッセージを作る。

相 川「うん………うん……」
別 所「?…マッ…テル…?」(小声)
相 川「……うん………」
別 所「待ってるだけじゃ幸せは来ない…って言ってたなそういえ
ば」(小声)
相 川「……………」
別 所「違う。エムエー…テル。まーくんから電話ってこと?ん?」
(小声)
相 川「……………」
口数が減り、様子がおかしいことに気づく別所。
別 所「…そっか…うん……うん」
MATELから2本動かす相川。
相 川「……………もう……ダメなんだよね………」
別 所「ナ…イテイイ…泣いていい?…!?……え…ウソ」(小声)
別 所「…」
相 川「……………うん、ありがとう…………じゃあねまーくん…
さよなら」
通話を終える相川。
相 川「やっぱダメだったー。フラれちゃった。ハハハ」
気丈に笑顔で答える相川。
別 所「……」
相 川「なーんか私達、今日はダメみたいだね。あーあ。もうパーっ
と美味しいものでも食べに行こっか!」
別所、テーブルのマッチを指差す。
相 川「…」
別 所「…」
相 川「…」
相川の表情が崩れ出す。
別 所「泣いていい。」
相川、涙が溢れ出す。
顔を覆い、声を抑えながら、それでも隠しきれない嗚咽が
漏れる。
別所は相川の手をギュッと握る。
カウンターからその様子を伺うマスター。
店の奥へ消える。
マスター「…」


16
少し落ち着いた相川。
相 川「…ごめん」
別 所「大丈夫」
その時イケメンが席を立ち上着を着ている。それに気づ
く2人。
相 川「あ!アプリの人にメッセージ送ったの?」
別 所「うん。さっき杏奈が言ったように『もしかして今、アンデル
センって喫茶店にいませんか?』って」
こっちに向かって歩いてくるイケメン。
二人のことを見る。
二 人「……!!」
イケメン立ち止まり。そして2人から視線を外し、
イケメン「おせーよ!」
入り口の方を二人同時に振り返る。
店の入り口で女の子が謝るポーズをしている。
レジへ向かうイケメン。
スマホを取り出し、アプリをひらく別所。
メッセージの返事がきている。
別 所「見て」

17
メッセージBOX画面(インサート)
ENDO『アンデルセン??どこですかそれ??
それより、実はちょうど今、他に気の合う人が見つかっちゃ
たんです!連絡くれたのにごめんなさい!
あなたにもいいことがありますように!!!!』
お互い顔を見合わせる。
別 所「全っっ然、ちがう人じゃん!しかもフラれたじゃん!」
相 川「あれ?さっきもフラれてなかったっけ?バンドマンに」
別 所「うるせーよ、お互い様でしょ!」
相 川「笑」
別 所「笑」
笑顔の2人。
相 川「美幸。なんかごめんね。いいことあるなんて、無責任なこ
と言って」
別 所「本当だよ。フラれたし」
相 川「ははは」
別 所「でも、……ちゃんといいこともあった」
相 川「え、何」
マスターが席にやってくる。トレーからテーブルに何か
を乗せる。
マスター「あの〜先程のお詫びといってはなんですが…よろしければ
どうぞ」
ハンバーグ。ペレットもある。
別 所「わ、いいんですか?美味しそ~」
相 川「あ、いいことってこれ?」
別 所「んーこれもそうだけど…杏奈と、ちゃんと仲良くなれたこ
と」
驚く相川。
別 所「なんだかんだ、似たもの同士なんだよ私達」
満面の笑みで答える相川。
相 川「そうかもね。じゃあ今日は女同士楽しも。ねえマスター」
マスター「ええ、お二人とても仲良さそうです」
NAITEIIからマッチ棒を2本動かすマスター。
マスター「ほら」
マスターは外を指差す。二人は見る。
窓の外ではいつのまにか雪が降っていた。
それを見て店内の皆が笑っている。
マスター「メリークリスマス」
二人、目を合わせ、微笑み、
二 人「……メリークリスマス」
笑う二人。
談笑しながら、ハンバーグを食べる。

18

音楽が流れる(以降、エピローグ&クレジット)
外では雪が降っている。
いつのまにか店内の照明も煌びやかになり、店のどこか
でLUCKYTAPESのメンバーが演奏している。
楽しそうに談笑している相川と別所。
店内のお客さん達も楽しそうに過ごす。
演奏は続く(ラストサビへ)
サンタクロースの格好をしたマスターが登場。
白い紙吹雪を店内に撒き散らす。
すると店中に舞い散る紙吹雪。
驚く二人、楽しくなり立ち上がる、そして騒ぐ。
店内は雪の降る祝祭のよう。       (おしまい)

1
/
48
COPYRIGHT © LUMINE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED