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特別インタビュー&プレゼント

料理家・発酵マイスター 榎本美沙さん
~原動力は「好き」という気持ち~

プレゼントイメージ

自分の中の「好き」と向き合って、
変わったこと、良かったこと。

発酵食品や旬の野菜を中心に、シンプルで作りやすいレシピを書籍や雑誌、YouTubeなどで精力的に発信する料理家 榎本美沙さん。
自然体で柔らかな雰囲気や語り口が印象的な榎本さんに会社員から料理家へと転身した理由や日々心がけていること、今後の目標などをお伺いしました。

※インタビュー内容は、6月24日のオンライン取材時点のものです。

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応募期間:2021年7月16日(金)~7月31日(土)
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Profile

榎本美沙さん

料理家・発酵マイスター

広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。「発酵食品」、「旬の野菜」を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会)、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社)がある。YouTubeチャンネル【榎本美沙の季節料理】やinstagram(@misa_enomoto)も人気。

料理家に転身したきっかけは、あのアーティスト。

もともとは私、広告会社で働いていたんです。料理に携わる仕事ができるんじゃないかと思って。ただ、中々そういった機会は少なくて、この先どうしようと迷っているときに、Mr.Childrenのライブの時期で、なんだかどうしても行かないといけない気がして、大阪まで足を運びました。その時、彼らが沢山の人の心を動かしているのを目の当たりにして感動して、「このままだと、私もこのままだな」と、やっぱり料理に直接的に携わりたいと強く思いました。それをきっかけに会社を辞め、調理師学校に入りました。
その時すでに20代後半でしたが、高校を卒業したての若い人たちに混ざりながら授業を受けていました。調理師免許を取るための技術試験もあるため家でも包丁の練習をしていて、冷蔵庫の中がきゅうりの小口切りと大根のかつらむきでいっぱいでした(笑)。料理家になるという目的意識がはっきりしていたので、毎日とにかく学べるものは全て学ぼうと。社会人を経たからこそ、そこまで必死になれたのかもしれないですね。

image転身のきっかけとなったMr.Childrenの
DVDは食器棚で大切に保管。

食卓を任されている。という責任感とやり甲斐。

料理家として独立して変化したのは、責任感とやり甲斐が大きくなったことですかね。例えば、レシピを世に出した時に、メッセージをいただくことがよくあるんです。反響はすごく嬉しいのですが、その分私のレシピを通して、その方達の食卓も任されているような感覚もあって。さらに、もしかしたら作ってくださった方が料理を好きになったり、逆に嫌いになってしまうきっかけにもなりうるなと思っているので。そういう意味では仕事に対する責任感は以前よりも強くなりました。それから、苦労して考案したレシピを自分でも「すごく良いものができた」と思えた時の喜びは大きいですし、そのレシピに対して「とても美味しかったです」「毎週末作っています」などの声を聞くと、料理家冥利に尽きるなぁと感じます。特に、「家族が喜んでくれた」という反響は、私が作ったレシピがそのご家庭の味になっているんだと実感できて、本当に嬉しく思いますね。

image 榎本さん作の青梅を使った「梅の甘露煮」。
さっぱりとした甘さが絶品。

好きが仕事になったから、プライベートも料理のことばかり。

独立後は、良い意味でプライベートと仕事の境目がなくなりました。例えば、プライベートで食事に行った時に「あ、もうちょっとこうしたら家庭で簡単に作れるかも」とレシピのヒントを得たり、旅行先でも、現地の食材や発酵食品を買って回ったり、作家さんのギャラリーにお邪魔して食器や調理器具を見ることが多いですね。ルミネで開催されている“ルミネアグリマルシェ”にも時々行きますよ。生産者さんが販売している旬の食材をいろいろ買ってきて、実際に料理してみる事はリフレッシュにもなります。休日もそういうことばかりしていて、「これ仕事なんじゃない?」って思う時もあるんですけど、全然苦にならなくて。それは会社員時代とは大きく違うところかもしれません。「ルミネアグリマルシェ」についてはこちら ▶

image 「榎本さんおすすめの調味料と、
お気に入りの作家さんの器。

料理や食材と向き合ってもらうため、レシピはできるだけシンプルに。

レシピ開発で心がけているのは、なるべくシンプルにすること。料理が苦手という方も、「気負わずに作っていいんですよ」というのを伝えたくて。例えば、今、ピーマンがすごく美味しい時期。ピーマンにフォークで数カ所穴をあけ、フライパンにちょっとオイルを入れて、じっくり12、3分くらいかけて焼き目がつくまで焼いて、仕上げに塩を振るだけで、中の種まで食べられる、甘くて美味しい「ピーマンの丸焼き」ができます。ビーフストロガノフとか作らなくても、美味しい食卓って簡単にできるんですよ。シンプルにすることで、その食材や調理法と向き合うころができるのもいいなと思っています。
あと私自身マイペースなこともあって、できるだけ慌てたくないんです。でも1日は24時間しかない。だから、料理ではあまり無駄なものを使わず、難しい工程なく、美味しくできるレシピにしていきたいです。ファッションもシンプルなものが好みです。白シャツばっかり持っているんですけど、リネン素材のナチュラルな風合いや、使い込むうちに生地が馴染んでくるものがすごく好き。ただ、器は作家ものなど結構いろいろ使っていますね。気に入ったものを長く使うために割れてしまった器も“金継ぎ”するようにしています。直すだけでなく、金継ぎする事でその器がより素敵になるという考え方がいいなと思っていて。

image 榎本さんが金継ぎした食器。
気に入ったものを長く使うようにしている。

大好きなお味噌汁から広がった発酵への興味。

もともとお味噌汁がすごく好きで、会社員時代から毎日飲んでいたし、今は毎食と言って良いほど作っています。好きが高じて発酵関連の仕事も増え、発酵マイスターの資格をとったのですが、発酵って知れば知るほど奥深くて。料理が美味しくなるし、身体にもいい。継続的に摂る事によって整腸作用が期待できるのも魅力です。腸の調子が整っていくと、結果的に免疫も力もアップするし、肌の調子も良くなるといういい事づくしなので。発酵食品は菌が関わっていることもあって奥が深いので、これからも研究し続けて、レシピ開発につなげていきたいと思っています。あと、発酵はまだまだハードルが高いと感じられる方も多いと思うので、「発酵食品って気楽なんだよ」ということも広く伝えていきたいです。

image

自然体のままで、好きな料理を続けていきたい。

普段からできるだけシンプルで自然体でいるようにしていますが、最近そんな暮らしぶりを取材していただく機会が増えました。今後、私のライフスタイルや背景まで分かってもらえるような料理の紹介の仕方ができたらいいなと思っています。「榎本さんのレシピが好きです」と言われる事も増えて、私のレシピからいろいろなことが伝わっていると感じてとてもうれしいです。私は昔から自分自身にはあまり自信はないのですが、レシピには自信があります。レシピ開発では、すごく悩んで煮詰まる事が結構あるんですけど、納得いくまで何度も試作をして、「これだ!」と自信があるものを出しているので。そんなレシピに対して、皆さんから嬉しいコメントを色々いただくと、次もシンプルに「頑張ろうっ!」と思えるんです。そういった自然な気持ちのままで、これからも生きている限り料理の仕事を続けていきたいです。

image 榎本さんのレシピが、
次々と生み出されるキッチンにて。

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※写真はイメージです。
応募期間:2021年7月16日(金)~7月31日(土)

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