FASHION
LE SSERAFIMとルミネが出会ったら。ワクワクが止まらない特別なクリスマス
2024.11.21
2024年のルミネのクリスマスを彩るのは、世界的に活躍する5人組ガールグループのLE SSERAFIM。「Borderless KAWAII -未知なるカワイイを探しに」をテーマに、クリスマスの特別感とサプライズのワクワク感に満ちたビジュアルができました。アートディレクターを務めたのは、リアルとバーチャルの融合や、異次元の世界を見ているかのような錯覚で、国内外を問わずたくさんの人に支持される吉田ユニさん。LE SSERAFIMとルミネの世界観を掛け合わせた今回の制作についての思いを聞きました。
現実と非現実の融合でつくり出す、とっておきのプレゼント
かわいらしさも大人っぽさもあるボルドーピンクの空間でくつろぐ、LE SSERAFIMのメンバー。空間に散りばめられたクリスマスのアイテムや、少し開いた扉が想像力を掻き立てます。扉から漏れる光は壁と床に差し込み、画面いっぱいに大きなリボンが広がっているようにも見えます。
「クリスマスのワクワク感が湧き出るようなビジュアルにしたかった」と吉田さん。
「『Borderless KAWAII』というテーマや、融合や未来感というキーワード、そしてLE SSERAFIMという存在があったので、彼女たちのかわいらしさや未来につながる感じを出したいと思いました。
奥から差す光は未来や希望をイメージしています。部屋のような廊下のような、少し非現実的な空間ですが、そこでクリスマスを楽しんでいる5人がいる。同時に空間全体でクリスマスのリボンを表現しています」
なにかを別のものに見立てたり、異なる世界を融合させたりと、見る側の視覚や感覚を揺さぶる作品が印象的な吉田さんですが、その発想はどこからくるのでしょうか。テーマや登場人物のイメージ像、そしてそこにしっかりと掛け合わされた“ルミネらしさ”が、今回のビジュアルを印象づけています。独自のバランス感覚でつくり上げられる世界の発端を聞いてみました。
「たいていの場合、企画内容の説明を受けてからキーワードをひたすら文字で書き出したりして一度頭の中を整理し、そこから手描きでビジュアルのイメージを膨らませていきます。今回はクリスマスのイメージやLE SSERAFIMのメンバー5人をどう見せようかというところから考えました。
とにかくキーワードやイメージをたくさん出し、アイデアを思いつくときは、頭の中に点在していたそれらがパッとつながるような感覚です。またルミネについては、日常に近く身近な存在だけど、常に新しさもあるという印象があったので、新しさを取り入れながら“誰もが受け入れられるようなかわいらしさ”を意識しました」
「クリスマスのワクワク感が湧き出るようなビジュアルにしたかった」と吉田さん。
「『Borderless KAWAII』というテーマや、融合や未来感というキーワード、そしてLE SSERAFIMという存在があったので、彼女たちのかわいらしさや未来につながる感じを出したいと思いました。
奥から差す光は未来や希望をイメージしています。部屋のような廊下のような、少し非現実的な空間ですが、そこでクリスマスを楽しんでいる5人がいる。同時に空間全体でクリスマスのリボンを表現しています」
なにかを別のものに見立てたり、異なる世界を融合させたりと、見る側の視覚や感覚を揺さぶる作品が印象的な吉田さんですが、その発想はどこからくるのでしょうか。テーマや登場人物のイメージ像、そしてそこにしっかりと掛け合わされた“ルミネらしさ”が、今回のビジュアルを印象づけています。独自のバランス感覚でつくり上げられる世界の発端を聞いてみました。
「たいていの場合、企画内容の説明を受けてからキーワードをひたすら文字で書き出したりして一度頭の中を整理し、そこから手描きでビジュアルのイメージを膨らませていきます。今回はクリスマスのイメージやLE SSERAFIMのメンバー5人をどう見せようかというところから考えました。
とにかくキーワードやイメージをたくさん出し、アイデアを思いつくときは、頭の中に点在していたそれらがパッとつながるような感覚です。またルミネについては、日常に近く身近な存在だけど、常に新しさもあるという印象があったので、新しさを取り入れながら“誰もが受け入れられるようなかわいらしさ”を意識しました」
それぞれの良さが最も引き立つポイントを探して
「ちょうどいい加減をひたすら探している」。
LE SSERAFIMとルミネの“らしさ”と、さらにそこに掛け合わされる“吉田ユニらしさ”。広告をつくるときのそれぞれの色の出し方やバランスについて、吉田さんはそういいました。
「アイデアの段階でなにかの要素が欠けていたら、それは私の中では思いついたことにならないし、反対にどれかが出過ぎていてもダメなんです。今回は衣装も含め全体をワントーンに揃え、このビジュアルがルミネの館内にたくさん掲出されたときに、遠くから見たら贈り物のリボンがかかっているように見え、近くに寄ってみるとLE SSERAFIMのみなさんの表情が見えるというように、二重に楽しめるビジュアルを意識しました。そうやって、それぞれの良さがいちばん引き立つポイントとバランスを突き詰めていきました」
LE SSERAFIMとルミネの“らしさ”と、さらにそこに掛け合わされる“吉田ユニらしさ”。広告をつくるときのそれぞれの色の出し方やバランスについて、吉田さんはそういいました。
「アイデアの段階でなにかの要素が欠けていたら、それは私の中では思いついたことにならないし、反対にどれかが出過ぎていてもダメなんです。今回は衣装も含め全体をワントーンに揃え、このビジュアルがルミネの館内にたくさん掲出されたときに、遠くから見たら贈り物のリボンがかかっているように見え、近くに寄ってみるとLE SSERAFIMのみなさんの表情が見えるというように、二重に楽しめるビジュアルを意識しました。そうやって、それぞれの良さがいちばん引き立つポイントとバランスを突き詰めていきました」
着想から広告として完成するまでの道のりのなかで、撮影の現場は特に吉田さんのテンションが上がる時間です。タイトなスケジュールでの撮影も、キャストやスタッフそれぞれのプロフェッショナルな仕事が光り、現場はスムーズに進んだといいます。
「アイデアが浮かんだときと、撮影の現場でそれが形になっているのを目にしたとき、そして完成した瞬間はやっぱりとてもうれしいです。今回の現場では、まずLE SSERAFIMのみなさんがこの世界観のなかに入っただけで、本当に華やかになりました。リボンの形の見え方と5人の配置のバランスをとるのはすごく難しかったのですが、メンバーのポージングも息がぴったりですばらしく、本当にさすがだなと思いました」
メンバー一人ひとりの表情がより間近に感じられるムービーでは、LE SSERAFIMのテンポの良い新曲「Star Signs」が流れ、さらにクリスマスへの期待感が高まります。
「アイデアが浮かんだときと、撮影の現場でそれが形になっているのを目にしたとき、そして完成した瞬間はやっぱりとてもうれしいです。今回の現場では、まずLE SSERAFIMのみなさんがこの世界観のなかに入っただけで、本当に華やかになりました。リボンの形の見え方と5人の配置のバランスをとるのはすごく難しかったのですが、メンバーのポージングも息がぴったりですばらしく、本当にさすがだなと思いました」
メンバー一人ひとりの表情がより間近に感じられるムービーでは、LE SSERAFIMのテンポの良い新曲「Star Signs」が流れ、さらにクリスマスへの期待感が高まります。
POP UPも登場。ルミネ全体で楽しむクリスマス
さらにルミネエスト新宿では、期間限定のPOP UPが展開されます。ここでも吉田さんがアートディレクターを務めた、ルミネクリスマスキャンペーンのキービジュアルとは別バージョンのビジュアルが登場予定です。
「こちらは、LE SSERAFIM の5人が部屋でクリスマスを楽しんでいるイメージにしています。窓から外を見ているのですが、みんな一緒のカットだけでなく、グッズとの相性も良さそうなソロのビジュアルもご提案させていただきました。このバージョンもクリスマスのキービジュアルと同様に、リボンがポイントになっています」
POP UPでは限定のコラボグッズも登場するなど、ルミネクリスマスキャンペーンとあわせてルミネ全体が楽しめる期間となりそうです。ぜひルミネエスト新宿のPOP UPで、ここでしか見られないLE SSERAFIMのビジュアルを見つけてみてください。
今回のビジュアルを通して、お客さまに「ワクワク楽しい気持ちになってほしい」と吉田さん。
「この季節は自分へのプレゼントを買う方もいれば、誰かのプレゼントを選びにくる方もいる。また、純粋にウィンドウのクリスマスの雰囲気が好きな方もいると思います。それぞれが今回のクリスマスのビジュアルを見て楽しんでいただけたらうれしいです」
「こちらは、LE SSERAFIM の5人が部屋でクリスマスを楽しんでいるイメージにしています。窓から外を見ているのですが、みんな一緒のカットだけでなく、グッズとの相性も良さそうなソロのビジュアルもご提案させていただきました。このバージョンもクリスマスのキービジュアルと同様に、リボンがポイントになっています」
POP UPでは限定のコラボグッズも登場するなど、ルミネクリスマスキャンペーンとあわせてルミネ全体が楽しめる期間となりそうです。ぜひルミネエスト新宿のPOP UPで、ここでしか見られないLE SSERAFIMのビジュアルを見つけてみてください。
今回のビジュアルを通して、お客さまに「ワクワク楽しい気持ちになってほしい」と吉田さん。
「この季節は自分へのプレゼントを買う方もいれば、誰かのプレゼントを選びにくる方もいる。また、純粋にウィンドウのクリスマスの雰囲気が好きな方もいると思います。それぞれが今回のクリスマスのビジュアルを見て楽しんでいただけたらうれしいです」
PROFILE
吉田ユニ アートディレクター / グラフィックデザイナー
1980年東京生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年に独立。広告、CDジャケット、装丁、映像など幅広い分野で活動中。ルミネ、資生堂、エテュセ、UNIQLO X DISNEYコラボレーション、Charaや木村カエラ、Perfume、Vaundy などのCDアートワーク、ドラマ「エルピス」のキービジュアル、東京03や渡辺直美のライブビジュアル、コスメブランド「Wonjungyo」のTWICE モモを起用した広告等を手がける。2016年東京 ADC賞、2019年毎日デザイン賞受賞、MAMA 2019 Best Art director 賞受賞。
www.yuni-yoshida.com
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制作:HATCH(Creative Hub Swimmy)
AD/企画:吉田ユニ
Pr:石川竜之介(HATCH)
PM:橋本正輝、小布施美憂(Creative Hub Swimmy)
【グラフィック】
撮影:伊藤彰紀(aosora)
美術:山田憲
スタイリスト:タケダトシオ(mild)
【ムービー】
Pr:稲垣護(GEEK PICTURES)
演出:吉田ユニ
撮影:伊藤彰紀(aosora)
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■関連記事
>> 主役はわたし。一生に一度の特別な日を彩る、ルミネとニュウマンのクリスマス
吉田ユニ アートディレクター / グラフィックデザイナー
1980年東京生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年に独立。広告、CDジャケット、装丁、映像など幅広い分野で活動中。ルミネ、資生堂、エテュセ、UNIQLO X DISNEYコラボレーション、Charaや木村カエラ、Perfume、Vaundy などのCDアートワーク、ドラマ「エルピス」のキービジュアル、東京03や渡辺直美のライブビジュアル、コスメブランド「Wonjungyo」のTWICE モモを起用した広告等を手がける。2016年東京 ADC賞、2019年毎日デザイン賞受賞、MAMA 2019 Best Art director 賞受賞。
www.yuni-yoshida.com
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制作:HATCH(Creative Hub Swimmy)
AD/企画:吉田ユニ
Pr:石川竜之介(HATCH)
PM:橋本正輝、小布施美憂(Creative Hub Swimmy)
【グラフィック】
撮影:伊藤彰紀(aosora)
美術:山田憲
スタイリスト:タケダトシオ(mild)
【ムービー】
Pr:稲垣護(GEEK PICTURES)
演出:吉田ユニ
撮影:伊藤彰紀(aosora)
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