LUMINE MAGAZINE

ルミネの2月22日（木）〜のシーズンディスプレイは、「Charging Creativity - クリエイティブの扉を開く」がテーマ。アートや音楽、映画、本など、創造力に満ちたクリエイティブは、いつだってわたしたちを刺激して、視界を広げてくれます。オープンな心で世界を受け止めたら、その先にはきっとワクワクする未来が待っているはず。

ルミネ各館では、まだ見ぬ世界の扉を開くきっかけとなりそうな、ポジティブなエネルギーあふれるシーズンディスプレイを3月31日（日）まで展開しています。

ディスプレイを彩るのは、アーティストでありグラフィックデザインなども手がけるユンボム（yunbomu）さんの作品です。空間デザイン事務所・デザインムジカの安藤僚子さんがアートディレクションを務め、見ているだけで楽しくなるようなポップなウィンドウができあがりました。ひと目で惹きつけられるカラフルな色彩と、ちょっと不思議なキャラクターたちのいる世界。今回の作品に込めた想いや普段の創作活動について、ユンボムさんに聞きました。

テーマである「Charging Creativity - クリエイティブの扉を開く」にぴったりの、唯一無二の創造性にあふれたユンボムさんの作品。ルミネとのコラボレーションや今回のテーマを、ユンボムさんはどのように受け取ったのでしょうか。

「私の作品の世界観は、これまでのルミネのウィンドウの雰囲気とはずいぶん違うので、お話をいただいたときはおどろきました。ウィンドウに使う作品は自由に描いていいと言ってくださって、それがとてもうれしかったです。『Charging Creativity - クリエイティブの扉を開く』というテーマは、わたしが作品のテーマに据えたというよりも、ルミネさん自身がその姿勢を体現しているのだと捉えていて。つまり、これまでのウィンドウディスプレイにはなかったような作風を取り入れることで、ルミネさんはクリエイティブの扉を開いたのではないでしょうか」

ユンボムさんの自由で豊かなクリエイティビティが存分に発揮された空間は、これまでになく新鮮なインパクトをもってわたしたちの目に飛び込んできます。

学生時代から、日記のように日々感じたことを絵に描いてきたというユンボムさん。そのきっかけは「文章にすることがすごく苦手なので、絵で表現してみようと思った」ことだといいます。インスピレーションの源は、寝ている間に見た夢や自然の風景などだそう。

「私は韓国出身で海の近くに住んでいましたが、今は日本の都心に暮らしています。毎日近所の公園を散歩していて、それが唯一の息抜きかもしれません。花や植物など自然のものがあると落ち着くし、やっぱり自然が好きなんです」

その言葉の通り、今回のウィンドウにもユンボムさんの好きな自然が表現されています。
「ルミネは駅ビルで都会のど真ん中というイメージだったので、そこに広い空や芝生などの自然のモチーフを取り入れたいと考えました。都市のなかに突然自然が現れるさまを、私自身も見てみたかったんです」とユンボムさん。

そしてウィンドウの中央に浮かんだ大きなバナナのキャラクターや、植物の入った花器のキャラクターたちが、そのユニークな世界観をより深めています。愛嬌のあるキャラクターたちの表情には、今回のウィンドウに対するユンボムさんの想いが込められていました。
「蝶々などモチーフそのものがかわいいものよりも、本来はなんの感情も持たない、誰も気にしないような“モノ”に顔をつけています。最初は泣いているキャラクターもいたのですが、買い物は楽しいし、ウィンドウを見た人にも楽しんで買い物をしてほしい。そう思って、みんなをニコニコした表情にしました」

ウィンドウディスプレイという大きな空間の作品づくりは、ユンボムさんにとって初めての経験だったそう。主役となるシーズンのファッションアイテムも、個性あふれるユンボムさんの世界と融合し、より明るくポジティブな印象を与えてくれます。

「服を買うときって、すごくうれしいですよね。夢みたいな気持ちでウキウキするくらい。そんなふうに、このウィンドウを見た人の気分も盛り上げることができたらうれしいです。
都心の喧騒のなか、ルミネで買い物をしながら自然と春の訪れを感じてほしい。ウィンドウを通して、この季節ならではの美しい瞬間と、春の暖かさを味わっていただけたらと思います」

見ているだけでも想像力が豊かになりそうなシーズンディスプレイ。眠っていた感覚がいつの間にか目を覚まし、新たな扉を開いてみたくなるかもしれません。

期間／2月22日（木）～3月31日（日）予定
ウィンドウテーマ／Charging Creativity - クリエイティブの扉を開く
実施館／ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜

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Design：安藤僚子（デザインムジカ）@ryoko_ando
artwork by ユンボム @yunbomu


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