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To my dearest ,
from me.

2021.03.04

新しいライフスタイルが定着しつつある昨今。
ルミネの春夏のテーマは“New Connection”。新しい日常のなかで前を向いて進んでいくために、お客さま、スタッフ、そしてすべてのヒトやモノとのつながりを大切にしたい。
こんな時代だからこそ、いままでの絆が深まったり、あたらしい出会いがうまれたり……。
ここでは、さまざまな方々のつながりや想いをご紹介していきます。

#02
センスも感性も異なる、花に携わる同業仲間

6〜7年前に市場で出会って以来、お互いのショップや展示を行き来するようになった花屋の越智康貴さんと篠崎恵美さん。ともに花にまつわる仕事をしながら接点のなかった2人が唯一無二の存在になったのは、人柄に惹かれ、自分とはまったく異なるセンスを認め合えたから。それぞれが選んだ花材を交換してアレンジメントする、花を通じたコミュニケーションで感じたこととは。

- お2人の出会いを教えてください。
越智: 6〜7年前くらいかな。市場で会ったのが最初だよね?
篠崎: そうだったかも。もともと共通の知人がいたので、話は聞いていたし、存在は知っていました。そこからいつの間にか仲良しに。会うとハッピーな気持ちになれる、わたしにとっては定期的に会いたくなる人ですね。
越智: たしかにいつの間にかですね。そもそも同業者と関わる機会がないので、しのぴー以外に花屋の友達はいません。選ぶ花もつくる花も全然違うんだけど、「花が一番」「花が主役」っていう気持ちを共有できる、唯一無二の人です。
篠崎: うんうん。わたしも同業でほかに友達がいない(笑)。

- お互いをどのように思っていますか?
越智: 以前、チューリップの葉っぱを取っていたときに、理由を聞いたことがあったんです。葉っぱを取ると花が早く咲きやすいのですが、「咲いた方が可愛いから」というしのぴーの返事にカルチャーショックを受けたのを覚えています。なんていうんだろう、花に対して純粋というか。咲く時期を多少なりとも調整したり、見た目をよくしたりといった理由で葉っぱを取ることが多いと思うんですが、そういうのが一切なくて。
篠崎: わたしは、どちらかというと感覚で外に向かってつくるタイプなんです。お花がかわいく見えるかどうか、本当にそれだけ。でも、おちぽよは、1種類の花だけでつくったり、花器に合わせてつくったり、プロとして本当に尊敬しています。360度どこから見てもきれいなアレンジは、わたしには絶対につくれない。
越智: ほんとに全然違うよね。自分とまったく違う感性だから安心できる部分があるのかも。
「つくりたいものをつくっていたら、それを求めてくれる人がくるから大丈夫」って言ってくれたときに、自分の視点を持つことの大切さに気づけたので、自分にとって、しのぴーは恩人でもありますね。
篠崎: そうだっけ? わたしはおちぽよの繊細でプロフェッショナルな仕事を尊敬しているし、なにはともあれまず人として好きですね。

- これから先、大切にしていきたいつながりは?
篠崎: おちぽよとは、直接会う機会が減っても、活躍を見ているだけで励まされるので、この先もずっとそういう関係でいられたらいいな。あとは、この一年、“花のある暮らし”といった提案が多く見られましたが、本当にお花があると元気になると思っています。お花のすごさをもっと伝えられるよう微力ながらも尽力できたらと思います。
越智: まずは一輪から。花を買うことが特別なことではなく日常の一部になればと思っているので、気軽に花を買う習慣やスタイルをはじめとした、花を通じたコミュニケーションを提案し続けていきたいです。今回のように、しのぴーと一緒に関われる企画もまたやりたいですね。
篠崎: やりたいやりたい! 改めてまったく違うタイプだなと感じた一方、通じる部分も再認識できて楽しかったです。

<プロフィール>
越智康貴
1989年生まれ。フローリスト。フラワーショップ「DILIGENCE PARLOUR」や「ISETAN SALONE dei Fiori」を営みながら、花や写真、文章を主軸にさまざまな表現活動を行って いる。
篠崎恵美
フラワークリエイター。2009年に独立し「edenworks」を立ち上げ、その後フラワーショップ「edenworks bedroom」、ドライフラワーショップ「EW.Pharmacy」、アトリエとして「PLANT by edenworks」をスタート。

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