LUMINE MAGAZINE

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To my dearest ,
from me.

2021.03.11

新しいライフスタイルが定着しつつある昨今。
ルミネの春夏のテーマは“New Connection”。新しい日常のなかで前を向いて進んでいくために、お客さま、スタッフ、そしてすべてのヒトやモノとのつながりを大切にしたい。
こんな時代だからこそ、いままでの絆が深まったり、あたらしい出会いがうまれたり……。
ここでは、さまざまな方々のつながりや想いをご紹介していきます。

#03
3密を避けて、密になった同世代の同志


東京の書店店主・中村秀一さんと京都のカフェ店主・晴航平さんは10年来の友人。世間話の半径を広げたいと2人で活動をするなか、コロナ禍により、さらに絆が深まったという。直接会う、オンラインでつなぐ、電話をする。普段は書かない手紙に綴った互いへのメッセージとは。​

晴くん

ヤァヤァ元気かい?ってさっきまで幡ヶ谷のパドラーズ・コーヒーでモーニングしてたんだけれどね。 その隙を見て(つまり「Mさんが昨日UFO見たんだって」と言ってる君の隣で『それはきっと土星だよ』って思いながら)僕はこの文章を書いてます。
220年くらい前の今日はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「運命」がウィーン劇場でベートーヴェン自身の指揮で初演となった日だそうです。君の運命もひょっとしたら今日から大きく変わるかもしれません。ジャジャジャジャーン♬
今日という日がOrdinaryな1日なのかFatefulな1日なのか、それは僕次第であり、君次第だよね。詩人の高村光太郎がこんなことを言ってます。“重いものをみんな棄てると 風のように歩けそうです”
そんな風に歩けたら、これからの日々が楽しみな駒沢(⇦今ココ)晴れです。
どうぞ。

写真左:中村さんから晴さんに手紙とともに贈ったのは、晴さんに読んでほしい一冊。


中村さん

そうなんだよね、元気かい?と言っても結構な頻度で顔を合わせているからね(オンラインも含め)。君の予想通りMさんが見たのはUFOではなく土星でした……。ちょうどその日は土星と木星の交わるとても珍しい日だったらしい。
とはいえ、その日を境に風の時代なる新しい時代の幕開けと言われていることはバッチシ覚えていたよ。僕らの間でもよくその話をするしね。 なるほど。そのことにかけて「風の歌を聴け」ってことね。
昔に何度か読んだ本だけど、風向きが変わった今、改めて読んでみると新しい発見があるかも知れないね。ありがとう。
あれ?そういやこの本の表紙の右上に描かれているのは土星じゃないの???
ジャジャジャジャーン!♬
P.S. お返しに僕が最近よく行っている珈琲山居さんのコーヒー豆を送ります。本を読んだり、 書き物をするには静かで落ち着くお店です。今度こちらに来たときには行ってみて。

写真右:晴さんから中村さんへ、お手紙とともに贈ったのは、晴さんオススメのコーヒー豆。


<プロフィール>
中村秀一
書店「SNOW SHOVELING」店主。ブッククラブの運営、イベントの開催、最近では京都のMEMEME晴との共同企画、「HR(大人の喋り場)」「三者面談(大人の進路相談)」などの活動に注力している。

晴 航平
アメリカ西海岸ポートランドに影響を受け、2011年に奥渋谷にカフェ「MEMEME」をオープン。2016年に京都に移住し、翌年「MEMEME COFFEE HOUSE」として河原町丸太町でカフェを再開。




#04
会う場所は変わっても、変わらない関係性


出会いは5年前。前職のサロンでメイクを担当した小島紗希さんと、そのモデルを務めた眞鍋都さんは、同い年ということもありすぐに仲良くなった。時間さえ合えば、すきま時間にカフェでさくっとお茶をすることが多かった2人。外に出かけることに気が引けてしまう昨今も、2人の関係性は変わらず、最近では自宅でお茶やご飯をする機会が増えたそう。互いの“お互いらしさ”を贈り合うメッセージ。

写真:小島さんから眞鍋さんへ「なんだかんだ定番。やっぱりここに落ち着くよね!」と送ったベージュのネイル。

写真:「一緒にカフェでくつろぐ時間がお互い幸せな時間だと思うから、焼き菓子を贈りたい」と眞鍋さん。


<プロフィール>
小島紗希
都内ヘアサロンにて5年間PRとして経験を積みながら、雑誌などでヘアメイク を担当。2019年にフリーランスPR/ヘアメイクとして独立。現在はファッションブランドのPRを担当しながら、ヘアメイク としても活躍中。

眞鍋都
会社員。サロンモデルとして小島さんに声をかけてもらったことをきっかけに仲良しに。センスのいいヘアメイクやインテリア、飲食店をポストしているInstagramにも注目。

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