2017.6.21
Report 3/3

走る入門

おすすめBOOK:暮らしをもっと楽しくしてくれる一冊

暮らしをもっと楽しくしてくれる一冊

CLASS ROOMは「暮らしをもっと楽しくするカルチャースクール」。毎回レポートの最後に、講師がおすすめするライフスタイルブックをご紹介。内面のオシャレを磨く“課題図書”、ぜひ読んでみてくださいね。

上田唯人さんセレクト

『自分の中に毒を持て 』(岡本太郎/青春出版社)

「生きている瞬間、たとえば、疑問を抱いたり、新しい目標を持ったり、息をつく暇もないほど忙しく没頭しているときこそ、走るのにもっとも適したタイミングだと思います。この本は、走ることについて書かれた本ではありませんが、生きることに真剣に向き合うことについて、激しくも極めて肯定的な言葉をくれます。居ても立ってもいられなくなって、いますぐにでも動き出したくなる、走りたくなる本です」

ベイカー恵利沙さんセレクト

『夏の庭¯The Friends』(湯本香樹実/新潮社)

「小さい頃から家の本棚にあったこの本が、児童文学者協会新人賞を受賞しているということを、今回調べてみて初めて知りました。人間が死ぬ瞬間を見たいという小学6年生の3人と、もうすぐ死にそうだという理由で観察され、憤慨しつつも3人が来るのが楽しみになってくる近所のおじいさんの、ひと夏のお話。人生の大切なこと、暮らすということの根底にあるものを教えてくれる一冊です。何才のときに読んでも、必ずぐんとくるものがあります」

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