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春メイクを楽しむトークショー「人気ヘアメイク佐川理佳さんが指南する、大人の洒落顔メイク術」が開催

2025.05.26

2025年4月1日(火)〜20(日)、ルミネ横浜ではファッション誌『otona MUSE』とコラボして、春のファッションを思いきり楽しんでもらうためのキャンペーン「オトナの洒落祭」を実施しました。その一環として、4月20日(日)にメイクアップアーティストの佐川理佳さんによるトークショーを開催。さまざまなメディアで活躍する佐川さんのメイクを直接見られる、貴重な機会となりました。

20〜40代と幅広い年代の40名ほどが観覧

質感のバリエーションと抜け感を大切にしたミュートメイク

佐川理佳さんは『otona MUSE』をはじめとする雑誌や広告、カタログ撮影などで幅広く活躍する人気ヘアメイクアップアーティスト。今回のトークショーでは、ミュートメイクといわれるヌーディーな印象のメイクと、ピンクをきかせた華やかなカラーメイクの2種類を実演しました。

最初に披露してくれたのは、ベージュのワントーンで仕上げるミュートメイク。2025年春夏のトレンドのひとつです。「肌の色に近いベージュだけでメイクすると、手抜きに見えたり、まるでメイクしていないように見えたりして心配」という人も多くいるなか、「マット、ツヤあり、ラメ入りなど、質感の異なるアイテムを組み合わせることがポイントです」と佐川さん。そうすると、ワントーンのメイクでもきちんとした印象に見せてくれるそうです。

その実践として、モデルさんの顔にハイライトを乗せていきました。「最近は優秀なハイライトがたくさんあるのでぜひ使ってもらいたいです」と使用したのは、「rms beauty(アールエムエス ビューティー)」のルミナイザー。朝はもちろん、メイク直しのときにも、Cゾーンと呼ばれる目の周りや鼻先、鼻筋に入れると肌がイキイキして見えるのだとか。

トークには「抜け感」という言葉が何度も登場しました。特に眉メイクは「頑張らないのがポイント」と佐川さん。パウダーで色を入れすぎず、いつもより明るい色を使ったり、眉マスカラなどで毛流れを出したりすると今年っぽく仕上がると教えてくれました。

会場にずらりと並べられたメイクアイテム。これらはすべてルミネ横浜館内で購入できる

悩みに寄り添うアイテム選び

ミュートメイクの実演中には、仕上がりに差をつける道具の使い方にもトークが及びました。たとえば、アイシャドウをアイホール全体に入れるときは大きめのブラシでとり、手の上で馴染ませて量を加減すること。また、リップのトレンドである輪郭をぼかしたオーバーリップにするなら「リップ用の平筆ではなく、山型に丸くカットされたアイシャドウ用のブラシを使って、なでるようにふんわりと乗せるとナチュラルになりますよ」など、さまざまなアドバイスがありました。

そして、疲れているように見えてしまうという大人の悩みには「ちょっと横長にチークを入れると顔色が良く見えます」と話しながら、「ADDICTION(アディクション)」のザ リキッドブラッシュ グロウのピーチカラーを使用。ナチュラルななかに、メリハリと立体感のある印象に仕上がりました。

ふだんのメイクで試したくなるテクニックが多数紹介された

春らしく「思いっきり」。トレンドのピンクメイク

続いての実演はカラーメイク。佐川さんがメインカラーに選んだのは、春らしいピンクでした。

「肌がイエベだからピンクメイクが似合わないという方がいますが、ピンクやラベンダーの下地を選ぶと似合いやすくなります」と佐川さん。「Celvoke(セルヴォーク)」のエンハンスメント カラー プライマーで肌色を整え、その上から「&be(アンドビー)」のファンシーラーで肌を整えます。パウダーは、「NARS(ナーズ)」のライトリフレクティングセッティングパウダー。パウダーアイシャドウを使うなら、まぶたにパウダーを乗せるほうがきれいにぼかせるそうです。

ポイントとなるアイメイクに使用したのは、「SNIDEL BEAUTY(スナイデルビューティー)」のアイデザイナーです。6色のパレットで、カラーはどれもしっかりピンク。佐川さんは「思いっきり使っていきたいと思います」と宣言しました。

まずは淡い青みピンクを太めのブラシにとって大きく大胆に上まぶたに、下まぶたにも目頭から目尻にかけて乗せていきます。そのあと、深い色のピンクを上まぶたの二重の幅より少し狭いぐらいに乗せてぼかします。ぼかすときは綿棒を使用。色の境界線がはっきりしないようにしつつ、目の印象を締めていきます。

そして「遊びがほしい」と佐川さんが手に取ったのは「Celvoke」のシュアネス アイライナーペンシル。コーラルピンクのアイラインを、下まぶたのまつ毛の生え際に入れていきます。「この下まぶたメイクも実はトレンドです。目幅が少し大きく見えて、中顔面短縮の効果もあります」とのこと。

チークは佐川さんお気に入りの「SNIDEL BEAUTY」ユーフォリック グロウ ブラッシュです。青みピンクのチークで「その色は、イエベには難しいのでは?」と司会者が投げかけますが、「色が濃いように見えるけれど、ハイライトのように光で見せる仕上がりになります」とのこと。偏光パール入りでラメ感があるチークを、ミュートメイクのときと同じように楕円形に入れていきます。モデルが顔を動かすとチークが繊細に光って肌が美しく見え、参加者たちの目もくぎづけになりました。

ピンクメイクでも抜け感は欠かせません。目元をしっかりメイクした分、リップはグロスをチョイス。ツヤのある「Celvoke」のモイステン リップドロップを塗りました。さらに「もう少し色があるリップがお好きな方にはこちらもおすすめです」と、「Clé de Peau Beauté(クレドポーボーテ)」のルージュクレーム ブリアンをブラシでふわっと乗せ、ふっくらした血色のいいリップに仕上げました。

美しく仕上がったカラーメイク

切実な悩みに答える質問タイム

メイクの実演終了後には、参加者からの質問に佐川さんが答えました。

「メイクがワンパターンになりがちです。マンネリ回避方法は?」という質問には「いつものメイクに、新色や普段使わない色をポイントで使ってみては? ちょっとした変化でも結構楽しいですよ」と回答。

そして「肌の色が暗めですが、透明感あふれるツヤのあるベースメイクはできますか?」という切実なお悩みには、「いまは下地がすごく優秀なんです」と「GIVENCHY BEAUTY(ジバンシービューティー)」のプリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクターを手に取って見せました。「口角と目尻を結んだ内側だけに使うと、肌の印象が明るくなります」とテクニックを伝え、「ハイライト効果のあるチークを取り入れるのもいいですよ」と付け加えました。

トークショーの前後には、抽選で選ばれた人を対象に、佐川さんによるマンツーマンのタッチアップ体験も開催されました。今回のイベントを通して、ますます季節のメイクを楽しみたい気持ちが盛り上がったに違いありません。

トークショーで使用したアイテムたち(一部)。新作コスメや佐川さんが普段から愛用しているコスメも

佐川さんがトークショーで使用した化粧品は、「コスメキッチン」で取り扱っている『to/one(トーン)』、『rms beauty(アールエムエス ビューティー)』、『SNIDEL BEAUTY(スナイデル ビューティ)』、『FEMMUE(ファミュ)』、『Celvoke(セルヴォーク)』、「アットコスメストア」で扱う『D-UP(ディーアップ)』、『KATE(ケイト)』、『ADDICTION(アディクション)』、『NARS(ナーズ)』、『SISI(シシ)』、『&be(アンドビー)』、『Clé de Peau Beauté(クレドポーボーテ)』、『GIVENCHY BEAUTY(ジバンシービューティー)』から用意されました。すべてルミネ横浜で購入できるものばかりです。

会場に行けなかった人も、佐川さんが紹介したアイテムを手に入れたり、テクニックを実践したりして、“似合う”を見つけておしゃれを楽しんでみませんか?


PROFILE
佐川理佳/ヘアメイクアップアーティスト
ヘアサロン勤務後、ヘアメイクアシスタントを経て、2013年に独立。雑誌、広告、カタログ撮影などで幅広く活躍。シンプルさの中に洗練されたセンスを宿すビジュアル提案が人気。


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