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今週末は、おうちで名画座/Vol.3(選者:有坂 塁さん)

2025.11.20

週末に自宅でゆっくり観たい映画を、ルミネのシーズンテーマを切り口に紹介。セレクトするのは、移動映画館「キノ・イグルー」館長の有坂 塁さんです。
今回のテーマは、自由で遊び心溢れる大胆で楽しいファッションを提案する「Incredibly Bold -楽しさ溢れるカーニバル」。エイジもジェンダーもポジティブに超え、楽観的にマキシマリズムを楽しもうというメッセージにふさわしい、とっておきの1本とは?

illustration:佐久間 茜

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』
(2014年/アメリカ/80分)

今回は5秒で決まりました。

テーマにある“自由で遊び心溢れる大胆で楽しいファッション”とは、
アイリス・アプフェルのこと!

トレードマークの大きなメガネと、大ぶりのアクセサリー。
デコラティブなコートや個性的な柄スカート、カラフルなタイツ、
時にはハイブランドのジャケットに民族衣装を合わせたりするその圧倒的センスは、
こんな思想のもと、培われたそう。

「ファッションはお金で買える。けれどスタイルは自分で作り出すもの」

その唯一無二のファッションセンスを、
彼女の生き方、人生の楽しみ方などから学べる傑作ドキュメンタリー。

観れば元気になれるばかりじゃなく、
年齢を重ねることさえ楽しみになるはずです。


◆この映画もおすすめ!
テーマ:華やかなファッションの世界
・『メットガラ ドレスをまとった美術館』(2016年/アメリカ/91分)
・『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(2010年/アメリカ/84分)

有坂 塁
中学校の同級生・渡辺順也とともに、2003年に移動映画館「キノ・イグルー」を設立。
東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵、美術館、無人島などで、世界各国の映画を上映する。
また、映画カウンセリング「あなたのために映画をえらびます」や、インスタグラムを使ったプロジェクト「ねおきシネマ」、著書『18歳までに子どもにみせたい映画100』(KADOKAWA)など、自由な発想で映画の楽しさを伝える。
“映画パンフレット愛好家”としても活動中。どんなときでも、映画の味方です。
https://kinoiglu.com/
https://www.instagram.com/kinoiglu/


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