SUSTAINABLE

体験を通して、自分ごと化する。コスメロス削減に取り組むルミネの想い
2025.12.26
ルミネではコスメロス削減に向け、「COSME Re-Go-Round STORE(コスメ リゴランド ストア)」をはじめとしたさまざまな取り組みを行っています。2026年1月にルミネとニュウマンの各館で開催するキャンペーン「エシカーニバル」では、これまでに行ってきた内容をバージョンアップし、お客さまによりわかりやすく、参加しやすいかたちで発信していきます。
ルミネが実践するコスメロスへの対策
近年、世界的に注目が高まっている「コスメロス」は、フードロスやファッションロスと同じくコスメの廃棄のことを指します。国内大手メーカー5社だけでも、年間約2万トン(※1)の化粧品の中身が廃棄されているといわれ、毎年膨大なロスが生まれています。原料や中身は、薬機法に基づく厳しい管理基準のもとで品質管理が行われるため、わずかなブレでも廃棄対象となってしまうことが一因。また、化粧品は年間約25億個が生産されますが、その半数が売れ残る(※2)という調査結果もあります。これにはメーカーや小売業の商慣習、シーズンごとの棚替え、消費者の購買行動などが影響しています。
※1:出典/株式会社モーンガータ「毎年約2万トン以上のコスメが捨てられる時代に私たちができること | COLOR Again開発秘話」
※2:出典/化粧品業界の闇「世に出る商品の約50%は廃棄」の悲しい現実 | ELEMINIST(エレミニスト)
化粧品はファッショングッズのように定期的なセールを実施したり、値引き販売などがあまり行われない背景もあり、これまで廃棄に関してはブラックボックス化していました。ルミネでは、そんなコスメロスをまだあまり知られていない環境問題のひとつと捉え、削減に向けた取り組みをはじめています。
※1:出典/株式会社モーンガータ「毎年約2万トン以上のコスメが捨てられる時代に私たちができること | COLOR Again開発秘話」
※2:出典/化粧品業界の闇「世に出る商品の約50%は廃棄」の悲しい現実 | ELEMINIST(エレミニスト)
化粧品はファッショングッズのように定期的なセールを実施したり、値引き販売などがあまり行われない背景もあり、これまで廃棄に関してはブラックボックス化していました。ルミネでは、そんなコスメロスをまだあまり知られていない環境問題のひとつと捉え、削減に向けた取り組みをはじめています。

ルミネが回収した不要コスメ
たとえば、2025年の1月と7月にルミネ新宿で実施したポップアップストア「COSME Re-Go-Round STORE」。パッケージの破損などが理由で通常の方法では販売できない商品を、ブランド価値を毀損しない形で特別価格で販売しました。
売り場ではコスメロスについて紹介するボードを展示したり、廃棄されるはずだったコスメをいくつ救済できたかを可視化したりする仕掛けも行い、課題の認知拡大につなげました。
また、2025年7月のエシカーニバル期間中にはルミネ6館でコスメの回収キャンペーンを実施。エシカーニバルとは、値引き販売であるセールだけでなく、季節を楽しみ尽くすエシカルなイベントを開催するキャンペーンです。回収したコスメの粉末はアップサイクルの先駆者「SminkArt(株式会社モーンガータ)」によって、絵具や雑貨・印刷インキ・建材などに使用される新しい色材として再生されます。
回収したコスメは6館の合計で約17,800個。それらを焼却処分した場合に比べて、実に約298.1kgの二酸化炭素排出量を削減したことになります。今後も回収後のコスメがどのように利用されたかを見える化するとともに、回収したコスメをルミネ内の装飾やお客さまが参加できるワークショップに使用するなど、アップサイクルにも力を入れていきます。
売り場ではコスメロスについて紹介するボードを展示したり、廃棄されるはずだったコスメをいくつ救済できたかを可視化したりする仕掛けも行い、課題の認知拡大につなげました。
また、2025年7月のエシカーニバル期間中にはルミネ6館でコスメの回収キャンペーンを実施。エシカーニバルとは、値引き販売であるセールだけでなく、季節を楽しみ尽くすエシカルなイベントを開催するキャンペーンです。回収したコスメの粉末はアップサイクルの先駆者「SminkArt(株式会社モーンガータ)」によって、絵具や雑貨・印刷インキ・建材などに使用される新しい色材として再生されます。
回収したコスメは6館の合計で約17,800個。それらを焼却処分した場合に比べて、実に約298.1kgの二酸化炭素排出量を削減したことになります。今後も回収後のコスメがどのように利用されたかを見える化するとともに、回収したコスメをルミネ内の装飾やお客さまが参加できるワークショップに使用するなど、アップサイクルにも力を入れていきます。

COSME Re-Go-Round STORE。会場には、お客さまが購入し救済できたコスメの数をリアルタイムで示すスコアボード(右)も
課題を自分ごと化してもらうための体験
ルミネでは以前からファッションのサーキュラーエコノミーの一環として、衣料品洋服の回収ボックスを設置してきました。次のフェーズとして現在重きを置いているのが、コスメの再循環への取り組みです。
しかし、さまざまな施策を行うなかで課題も見えてきました。
「COSME Re-Go-Round STORE」を行った際、お客さまには「中身がちゃんとしているのであれば、廃棄品であることは気にしない」と抵抗感なく買っていただけた一方で、単なるアウトレット商品のような見え方になってしまうのではという懸念も抱きました。安売りではなく、社会課題を解決につながる選択肢であることをきちんとお伝えするために、廃棄品の販売に込めた意図や背景を、出店者のみなさまと一緒に議論しながら、お客さまへどのように届けていくべきかを考えていきたいと思っています。
また、回収したコスメをリサイクルやアップサイクルに回す前に、中身とパッケージを分別しなければならないことも課題のひとつとして浮かび上がりました。分別には時間も人手もかかるため、これを持続可能な活動にしていくためにはお客さまにも工程を理解してもらう必要があります。
その解決策として、回収したコスメの分別作業をお客さまと一緒に行うイベントをルミネ荻窪で実施。お客さまからは「すごく楽しい」「正しい廃棄方法や、コスメロスという問題について初めて知った」と前向きな反応があり、手応えを感じました。
こういった体験会は、2026年1月から各館で開催するエシカーニバルでも行う予定です。コスメを回収する意義やアップサイクルまでの道のりも合わせて発信し、体験型の価値を提供できるようにと考えています。
しかし、さまざまな施策を行うなかで課題も見えてきました。
「COSME Re-Go-Round STORE」を行った際、お客さまには「中身がちゃんとしているのであれば、廃棄品であることは気にしない」と抵抗感なく買っていただけた一方で、単なるアウトレット商品のような見え方になってしまうのではという懸念も抱きました。安売りではなく、社会課題を解決につながる選択肢であることをきちんとお伝えするために、廃棄品の販売に込めた意図や背景を、出店者のみなさまと一緒に議論しながら、お客さまへどのように届けていくべきかを考えていきたいと思っています。
また、回収したコスメをリサイクルやアップサイクルに回す前に、中身とパッケージを分別しなければならないことも課題のひとつとして浮かび上がりました。分別には時間も人手もかかるため、これを持続可能な活動にしていくためにはお客さまにも工程を理解してもらう必要があります。
その解決策として、回収したコスメの分別作業をお客さまと一緒に行うイベントをルミネ荻窪で実施。お客さまからは「すごく楽しい」「正しい廃棄方法や、コスメロスという問題について初めて知った」と前向きな反応があり、手応えを感じました。
こういった体験会は、2026年1月から各館で開催するエシカーニバルでも行う予定です。コスメを回収する意義やアップサイクルまでの道のりも合わせて発信し、体験型の価値を提供できるようにと考えています。

ルミネ荻窪店のイベントでは回収したコスメの中身をかき出し、色別に分別。親子で参加したお客さまも多く見られた
本質的にサステナブルであるために
ルミネがチャレンジするコスメロス削減への取り組みは、今後さまざまなかたちで拡大させていく予定です。
テーマにしたいのは行動変容です。たとえば、ペットボトルを捨てるときにラベルを剥がして、キャップと分けて捨てることが今や常識となったように、コスメを捨てる際にも一定の手間が発生することを実感していただけたら、サステナビリティについてより関心を寄せていただくきっかけになるかもしれません。
また、2026年1月からのエシカーニバルでは、7月にお客さまから回収したコスメを一部使用した色材で着色・成形された「ルミ姉ガチャ」も初登場。昨年復活したルミネのキャラクター“ルミ姉”をあしらった5種類のデザインのキーホルダーをカプセルトイとして販売します。新たに回収するコスメもきちんと活用していくというメッセージをわかりやすく発信します。
テーマにしたいのは行動変容です。たとえば、ペットボトルを捨てるときにラベルを剥がして、キャップと分けて捨てることが今や常識となったように、コスメを捨てる際にも一定の手間が発生することを実感していただけたら、サステナビリティについてより関心を寄せていただくきっかけになるかもしれません。
また、2026年1月からのエシカーニバルでは、7月にお客さまから回収したコスメを一部使用した色材で着色・成形された「ルミ姉ガチャ」も初登場。昨年復活したルミネのキャラクター“ルミ姉”をあしらった5種類のデザインのキーホルダーをカプセルトイとして販売します。新たに回収するコスメもきちんと活用していくというメッセージをわかりやすく発信します。

ルミネとニュウマンは各館それぞれに個性があり、土地柄や客層に合わせたコスメロスの問題の提起が重要だと感じています。お客さまには、課題について学ぶだけでなく、いかに自分の生活に取り込んでいけるか、それぞれにできることに想いを馳せるきっかけになってくれたらというのが私たちの願いです。楽しく、自然にできて、本質的にサステナブルなコスメロスへの対策や解決策は何なのか、お客さまと一緒に見つけていきたいと思います。
コスメロスという問題に対し、チャレンジし続けるルミネ。今後の取り組みにもぜひご注目ください。
>>「ルミネ・ニュウマン エシカーニバル」について詳しくはこちら
コスメロスという問題に対し、チャレンジし続けるルミネ。今後の取り組みにもぜひご注目ください。
>>「ルミネ・ニュウマン エシカーニバル」について詳しくはこちら