FASHION

"IT’S NEW" WEEK 2026 SS
2026.02.05
2026年2月5日(木)より、ルミネとニュウマンの各館でスタートするキャンペーン「"IT’S NEW" WEEK 2026 SS」。期間中はトレンドアイテムの先行受注や期間限定POP-UP、ブランドディレクターの来店、限定アイテムの発売やルミネ・ニュウマン各館限定のイベントなどを通して、春夏のおしゃれへの期待やときめきを盛り上げます。
そんな今季の「"IT’S NEW" WEEK」のビジュアルやムービーを手がけたのは、アートディレクターでアーティスト、さらに和洋菓子店「小楽園」の店主も務めるKLOKAの矢島沙夜子さん。ファンタジックで物語性のある作風を特徴とする矢島さんに、作品に込めたコンセプトやメッセージ、そして俳優の橋本愛さんを起用して行われた撮影時の秘話などをうかがいました。
そんな今季の「"IT’S NEW" WEEK」のビジュアルやムービーを手がけたのは、アートディレクターでアーティスト、さらに和洋菓子店「小楽園」の店主も務めるKLOKAの矢島沙夜子さん。ファンタジックで物語性のある作風を特徴とする矢島さんに、作品に込めたコンセプトやメッセージ、そして俳優の橋本愛さんを起用して行われた撮影時の秘話などをうかがいました。
好きなものだけ詰め込んで。偏愛的な春のピクニック
今季、ルミネとニュウマンがシーズンテーマに掲げたのは「Distorted Couture -偏愛的クラシック」。“Distorted”は「歪んだ」「いびつな」という意味の言葉です。矢島さんはそのテーマを受けて「The Curious Picnic Society」というコンセプトを立て、ロマンティックな古いヨーロッパスタイルを基調としながらも、どこか奇妙かつドリーミーな世界をつくりあげました。
「私自身、もともとクラシックやマキシマムなテイストは大好きだったので、遊びがいのあるテーマだなと思って取り組みました」と話す矢島さん。「The Curious Picnic Society」というビジュアルコンセプトは、どのような解釈から生まれたのでしょうか。
「クラシカルなモチーフに偏愛的な視点や個人的な情熱が傾けられることで、ちょっとだけ歪んでしまったような、そんなビジュアルをつくりたいなと思ったところが始まりです。春らしくピクニックというシチュエーションを想定したときに、抽象化した春の恵みを楽しんでいるようなシーンを思い浮かべました」
レースにリボン、ビジューにチュール……。愛するものをすべてバスケットに詰め込んで開かれる、偏愛的な春のピクニック。夢見心地で、でもどこか奇妙で。クラシカルでロマンティックな甘いモチーフに見え隠れする少しの“毒気”には、大人のファンタジーともいうべき味わい深さがあります。
「私自身、もともとクラシックやマキシマムなテイストは大好きだったので、遊びがいのあるテーマだなと思って取り組みました」と話す矢島さん。「The Curious Picnic Society」というビジュアルコンセプトは、どのような解釈から生まれたのでしょうか。
「クラシカルなモチーフに偏愛的な視点や個人的な情熱が傾けられることで、ちょっとだけ歪んでしまったような、そんなビジュアルをつくりたいなと思ったところが始まりです。春らしくピクニックというシチュエーションを想定したときに、抽象化した春の恵みを楽しんでいるようなシーンを思い浮かべました」
レースにリボン、ビジューにチュール……。愛するものをすべてバスケットに詰め込んで開かれる、偏愛的な春のピクニック。夢見心地で、でもどこか奇妙で。クラシカルでロマンティックな甘いモチーフに見え隠れする少しの“毒気”には、大人のファンタジーともいうべき味わい深さがあります。

俳優の持つ強さが表現されたビジュアル
ファンタジックな世界観のなかでもひときわ印象的なのが、モデルを務めた橋本愛さんの存在感。フリルやリボンたっぷりのガーリーな装いとは裏腹の、意志の強い眼差しやクールな表情がビジュアルのインパクトを一層引き立てています。
「橋本さんの表情の強さには、とても助けられた部分があります。もともと要素の多いビジュアルを想定していましたが、彼女には周りに何を置いても負けない存在感があると信じられたので、遠慮せずにいろいろ要素を盛り込むことができました」
その分撮影は、さまざまなポーズをとったり縄跳びに挑戦したりと、なかなかにハードだったといいます。しかしご本人はリボンやロマンティックなモチーフがもともと好きだったこともあり、とても楽しんで応じてくださったそう。
「シチュエーションも私から細かく伝えなくても読み取ってくださって、すっと自然に入り込んでくださいました。さすが俳優さんだなと感じましたね」
「橋本さんの表情の強さには、とても助けられた部分があります。もともと要素の多いビジュアルを想定していましたが、彼女には周りに何を置いても負けない存在感があると信じられたので、遠慮せずにいろいろ要素を盛り込むことができました」
その分撮影は、さまざまなポーズをとったり縄跳びに挑戦したりと、なかなかにハードだったといいます。しかしご本人はリボンやロマンティックなモチーフがもともと好きだったこともあり、とても楽しんで応じてくださったそう。
「シチュエーションも私から細かく伝えなくても読み取ってくださって、すっと自然に入り込んでくださいました。さすが俳優さんだなと感じましたね」

細かな手作業でつくり込まれた世界観
ビジュアルを制作するにあたり、花のセレクトや空の色、小物の配置も細かく設定したという矢島さん。ディテールまでコントロールするため、手づくりしたものも多いといいます。たとえば、橋本さんの後ろで一緒にピクニックを楽しんでいる“花の精”のマスクは、原型からパーツ一つひとつにいたるまですべてが手づくり。ピクニックシートに並んだ食べ物は、花の蜜を使ってつくられているという設定のもと、ゼラチンを用いて制作されました。そのうえで大切にしたのは、「つくり物感やメタ現実っぽさ」だと話します。
「フルーツ盛りだったら、ビジューを使ってフルーツではないように見せてみたりとか。背景のバラを実物ではなく絵にしたのもそのためです。素敵なモチーフが並んで多幸感たっぷりなのに、ちょっとおかしな夢の中にいるような、そんなイメージでつくっています」
撮影では光の演出にもこだわり、「ナチュラルな自然光ではなく、人工的な光を意識した」といいます。
「モチーフの後ろから強い光をあてて輪郭を光らせてもらったり、スモークを薄くたいて光の反射を強調したり。生々しくなりすぎずにほんの少しグロテスクさを残すようなさじ加減を、カメラマンさんと相談しながら探っていきました」
衣装にもさまざまなこだわりがあります。「偏愛的でクラシックな世界観」というテーマで集められたさまざまなアイテムを現場で着用してもらいながら「どれだけ盛れるか」を意識しつつ、レイヤードの加減やウィッグとのバランスを決めていったそう。細部までつくり込まれた、まさに“偏愛的”な世界観は思わず目を凝らして見てみたくなるような、矢島さんならではの遊び心にあふれています。
「フルーツ盛りだったら、ビジューを使ってフルーツではないように見せてみたりとか。背景のバラを実物ではなく絵にしたのもそのためです。素敵なモチーフが並んで多幸感たっぷりなのに、ちょっとおかしな夢の中にいるような、そんなイメージでつくっています」
撮影では光の演出にもこだわり、「ナチュラルな自然光ではなく、人工的な光を意識した」といいます。
「モチーフの後ろから強い光をあてて輪郭を光らせてもらったり、スモークを薄くたいて光の反射を強調したり。生々しくなりすぎずにほんの少しグロテスクさを残すようなさじ加減を、カメラマンさんと相談しながら探っていきました」
衣装にもさまざまなこだわりがあります。「偏愛的でクラシックな世界観」というテーマで集められたさまざまなアイテムを現場で着用してもらいながら「どれだけ盛れるか」を意識しつつ、レイヤードの加減やウィッグとのバランスを決めていったそう。細部までつくり込まれた、まさに“偏愛的”な世界観は思わず目を凝らして見てみたくなるような、矢島さんならではの遊び心にあふれています。

新しい季節への一歩に「偏愛的であれ」というメッセージを添えて
今回矢島さんは館内装飾やウィンドウディスプレイも手がけました。キービジュアルを踏襲しつつ、意識したこととはどんなことだったのでしょうか。
「館内装飾については、キービジュアルの中にある主張の強いモチーフが少しうるさく感じられるかなと思い、ピクニックを想起させるギンガムチェックなどの要素をピックアップして使っています。ただ、あまりにも引き算をしすぎてしまうと、普通のピクニック風景になってしまいそうだったので、平和すぎないバラのイラストや人工的な空のイメージの水色は狙って引用しました」
一方で、ウィンドウディスプレイにもキービジュアルのイメージを取り入れたいと考えました。橋本さんの姿に似たマネキンや、撮影時のセットを想起させるアイテムを配置。互いの世界観をリンクさせています。
「館内装飾については、キービジュアルの中にある主張の強いモチーフが少しうるさく感じられるかなと思い、ピクニックを想起させるギンガムチェックなどの要素をピックアップして使っています。ただ、あまりにも引き算をしすぎてしまうと、普通のピクニック風景になってしまいそうだったので、平和すぎないバラのイラストや人工的な空のイメージの水色は狙って引用しました」
一方で、ウィンドウディスプレイにもキービジュアルのイメージを取り入れたいと考えました。橋本さんの姿に似たマネキンや、撮影時のセットを想起させるアイテムを配置。互いの世界観をリンクさせています。

最後に、今回のビジュアルを通して、見る人にどんなことを感じてほしいか聞いてみました。
「公開はまだ寒い時期ですが、ぜひこれをきっかけに春を楽しみにしていただきたいですね。“偏愛”という視点はファッションの楽しみ方のひとつ。流行にとらわれず、本当に自分が好きなものを身にまとったり、探したりしてみてほしいなと思います」
春夏への一歩が、自分だけの“偏愛”を追求する一歩になることを願って。新しいファッションを楽しむ季節はもうすぐそこまで来ています。
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Cast:Ai Hashimoto
Art Director:Sayoko Yajima
Photographer:Takemi Yabuki(W)
Stylist:Remi Takenouchi
Hair Stylist:Keiko Tada(mod's hair)
Make-Up Artist:Yuka Washizu(beauty direction)
Movie Director:Rei Takaji
Music:Giorgio de Koyatsu
Prop Designer:Yuriko Yagi/Mana Mizukami/Nobuko Sasaki/Kilala Iriyama(all from KLOKA)
Food Stylist:Hiroka Watanabe(KLOKA, SHORAKUEN)
Graphic Designer:Iori Hasui(KLOKA)
Lead Creative Director:Takuro Nozaka(NOE INC.)
Creative Director/Planner:Saeko Makiyori(NOE INC.)/Shiyori Fujita(NOE INC.)
Production/Web:NOE INC.
>> 特設サイトはこちら
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