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マルチオイルで人気の「track」から始まる、心地のよい毎日

2026.03.10

日本発のナチュラルケアブランド「track(トラック)」。オイルやルームフレグランスなどのアイテムはどれも香りや使用感が心地よく、また、デザインがシンプルでスタイリッシュな点でも多くのファンから支持を得ています。オイルは少量でも購入でき、容器はできるだけ再利用可能なものを用意するなど、人にも地球にもやさしい取り組みも。同ブランドの哲学について、株式会社ジョエルロティの和田武士さんにお話を伺いました。

自分好みの香りやテクスチャーで「心地のよい毎日」を育む

2020年に誕生した「track(トラック)」は、「心地のよい毎日」をデザインすることを目指すナチュラルケアブランド。ヘアを中心に全身に使えるオイルやバーム、ミルククリーム、ジェル、さらにはフレグランスやファブリックミスト、ネイルオイルなど、アイテムの種類が豊富で、自分好みの香りやテクスチャーを選べるのが魅力だ。同ブランドを擁する株式会社ジョエルロティは、もともとサロン専売品を多く展開している会社。trackを立ち上げた背景には、こんな思いがあったのだとか。

「新商品を日々企画開発する中で、トレンドに左右されず、ユーザーのみなさんに長く愛用していただけるものづくりにも取り組んでいきたいという思いがありました。みなさんが毎日過ごす空間に溶け込んで、暮らしの一部になっていくような心地のよいものを生み出したい。そんな弊社代表の岡本英也の強い情熱のもと、3年の月日をかけて誕生したのがtrackです」(ジョエルロティ 事業戦略部 統括部長の和田武士さん)

多くのアイテムに天然由来成分を高配合。オーガニック認定原料を積極的に採用し、遺伝子組み換え原料や防腐剤のパラベン、合成着色料は不使用とするなど、植物の生命力をできるだけ活かすための自社基準を設けている。こうしたこだわりから生まれるナチュラルな香りや使用感は、trackの目指す「心地のよい毎日」には欠かせないものだ。また、シンプルで洗練されたパッケージデザインも、やはり心地よさを醸し出すもののひとつ。空間にポンと置いておくだけでさりげなく映えるところが、年齢や性別を超えた幅広い層に愛されている。

「愛用してくださるみなさんが毎日手に取って使うところを想像しながらものづくりを行っています。単なるケアアイテムにとどまらず、インテリアとしてもなじむようなものを目指しています」

東日本初の店舗として2025年9月にオープンした「track ルミネ新宿店」。ディスプレイに古木を使用し、曲線を描くデザインを多用するなど、ナチュラルで柔らかいムードが特徴

オイルを1gから買える量り売りコーナーも

エコへの取り組みもtrackにとっては不可欠なものだ。環境省が推進する「プラスチック・スマート」に賛同し、素材はリサイクルやリユースが可能なガラスやアルミなどをできるだけ採用。ルームフレグランス「ディフューザー」は詰め替えタイプで、オイルの空き瓶に移し替えることでルームフレグランスとして再利用できる。

「環境問題に向き合う習慣をもっていただくことも、『心地のよい毎日』を生むための大切な要素だと考えています。そのお手伝いやきっかけづくりができたら」

また、「track ルミネ新宿店」をはじめとするショップ限定のサービスで特に人気があるのが、マルチオイルを1gから量り売りする「track bar」。欲しい量を伝えると、スタッフが詰め替え用のリサイクル容器か持参した容器にその場で注いでくれる。店舗によってはシャンプーとトリートメントの量り売りも行っている。

「初めて使用するアイテムがなかなか使い切れずに無駄になってしまったり、容器が使い捨てになってしまったりするのを避けたいという思いからスタートしました。まだ使ったことのないアイテムの香りや使用感を試してみたいときにもおすすめです」

店頭での買い物の際、track barを利用する、ショッパーを断るなど、エシカルな取り組みに協力すると「サスティナブルマイル」が進呈される。貯まったマイルは1マイル=1円分として、環境保護や災害支援の取り組みに寄付される仕組みになっている。

マルチオイル「track Oil」は一番人気の「No.3」(シトラスフローラルの香り)をはじめ、全7種。期間限定アイテムが登場することもある

働きやすい環境づくりにも注力

サステナビリティの面では、2023年に社用車をすべて廃止するという取り組みも行った。社長を含め、移動手段は可能な限り公共交通機関を利用し、CO2削減への貢献を目指している。その結果として、業務の効率アップやスタッフの事故によるリスク回避といったメリットも生まれたという。また、労働時間や年間休日、評価制度の見直しを行うなど、働き方改革にも積極的に取り組んでいる。

「『心地のよい毎日』を提供するアイテムを企画開発するには、スタッフが心地よく働ける環境づくりが大切だと考えています。一日の3分の1は仕事をしているわけですから、スタッフ一人ひとりがやりがいや風通しのよさを感じられる場所で自分の仕事に取り組みながら、社会人として自信を持てるようになるのが理想です」

和田さんは社長ともよくこんな話をするそう。

「もちろん、弊社に長く勤めてほしいけれど、いずれ他社に移ったとしても、そこでも通用するスキルや考え方を身につけてほしいよね、というような話はよくします。『あそこに勤めていてよかった』と思ってもらえる会社でありたいですね」

店舗にはオリジナルのフレグランスミストづくりを体験できる「my track」コーナーも

3月にはルミネ横浜に新店舗が誕生

今年の3月にはルミネ横浜に新店舗がオープンする。trackのシンプルでスタイリッシュな雰囲気はそのままに、横浜エリアを象徴するモチーフのひとつであるれんがをデザインに取り入れた内装が特徴的だ。

「自社のECサイトには購入の手軽さやオンライン限定のキャンペーンといったメリットがある一方、実店舗には商品をリアルに体験いただけるという魅力があります。状況にあわせて両方をうまく利用していただけるように、引き続きブラッシュアップしていきたいと考えています」

また今後は、新たなカテゴリーの商品も構想中だとか。私たちにどんな心地よさを提供してくれるのか、楽しみに待ちたい。

シャンプーやヘアトリートメントはクラフト素材を採用してプラスチック使用率を極力最小限にしたリフィルも販売

■track
https://joelroty.com/product_brand/track/

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※本記事は2026年2月26日に『&Illuminate』に掲載された記事を再編集しております。
※情報は記事公開時点のもので、変更になることがございます。

Text: Kaori Shimura, Photograph: Hiromi Furusato, Edit: Sayuri Kobayashi

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