FASHION
WINDOW DISPLAY

規範に囚われない、チャレンジングな気持ちを高めるシーズンディスプレイ
2026.10.09
2026年10月1日(木)から11月18日(水)まで、ルミネ各館で展開されているシーズンディスプレイ。今回のテーマは「Play on Tradition -規範に抗う美学」です。
制作を担当したのは、クリエイティブカンパニーPOOL inc.。既製品のブルーシートを用いた大胆なデザインはどのように生まれたのか、クリエイティブディレクターとアートディレクターを務めた髙橋千佳さんとデザイナーの伊東陽菜さんに伺いました。
制作を担当したのは、クリエイティブカンパニーPOOL inc.。既製品のブルーシートを用いた大胆なデザインはどのように生まれたのか、クリエイティブディレクターとアートディレクターを務めた髙橋千佳さんとデザイナーの伊東陽菜さんに伺いました。
タータンチェックを軸に導き出したコンセプト
コンセプトを考えるにあたり、まずはシーズンビジョン「Trust My Senses―感覚の回復―」とMDテーマ「Play on Tradition 規範に抗う美学」という2つのテーマ、そしてトレンドから、キーワードを抽出。そのなかから軸となるものを検討したそうです。
そしてたどり着いたのが「タータンチェック」。
トレンドでありつつ、英国的なクラシカルなエッセンスに「規範や伝統、トラディションといったイメージを象徴するモチーフとしてすごくわかりやすいと思ったんです」と髙橋さんは語り、こう続けます。
「タータンチェックの模様を取り入れることを前提として、そこにどういうマインドを表現したいのか、ほかにどんなモチーフを掛け合わせて表現したいのかを、デザイナーの伊東やコピーライターの森岡賢司と共にチームで考えていきました。複数の案を考えたのですが、共通していたのは“真面目すぎたり、堅苦しくなりすぎない”という点。どちらかというと、そういうものを壊すという意識で検討しました」
また、デザイナーの伊東さんは、コンセプトを受けて意識したことを次のように語ります。
「ルミネさんから『今回のディスプレイが展開されるのは、涼しくなり、よりおしゃれを楽しみたくなるような時期。ユーモアがあって、ウィットの効いたスタイルにしたい』という話を聞いていたので、伝統的なものにポップな雰囲気や遊び心をミックスさせたいと考えました。説明が必要なものではなく、直感的にユーモアが感じられるようなデザインにできるといいなと思ったんです」
そして、最終的に決まったのが「PLAY ON TRADITION -遊び心が、私らしさ」というコンセプトと、それをもとに構成されたデザイン案。髙橋さんは「ほかにも複数の案をつくっていたのですが、もう少しシンプルかつストレートなものもほしいなと、最後に追加したのがこの案でした」と明かします。
そしてたどり着いたのが「タータンチェック」。
トレンドでありつつ、英国的なクラシカルなエッセンスに「規範や伝統、トラディションといったイメージを象徴するモチーフとしてすごくわかりやすいと思ったんです」と髙橋さんは語り、こう続けます。
「タータンチェックの模様を取り入れることを前提として、そこにどういうマインドを表現したいのか、ほかにどんなモチーフを掛け合わせて表現したいのかを、デザイナーの伊東やコピーライターの森岡賢司と共にチームで考えていきました。複数の案を考えたのですが、共通していたのは“真面目すぎたり、堅苦しくなりすぎない”という点。どちらかというと、そういうものを壊すという意識で検討しました」
また、デザイナーの伊東さんは、コンセプトを受けて意識したことを次のように語ります。
「ルミネさんから『今回のディスプレイが展開されるのは、涼しくなり、よりおしゃれを楽しみたくなるような時期。ユーモアがあって、ウィットの効いたスタイルにしたい』という話を聞いていたので、伝統的なものにポップな雰囲気や遊び心をミックスさせたいと考えました。説明が必要なものではなく、直感的にユーモアが感じられるようなデザインにできるといいなと思ったんです」
そして、最終的に決まったのが「PLAY ON TRADITION -遊び心が、私らしさ」というコンセプトと、それをもとに構成されたデザイン案。髙橋さんは「ほかにも複数の案をつくっていたのですが、もう少しシンプルかつストレートなものもほしいなと、最後に追加したのがこの案でした」と明かします。

ホームセンターの商品を見て生まれたアイデア
「伝統」「クラシカル」「上品」などの言葉とギャップのある表現を、と考えて生まれたのが、ブルーシートにビニールテープを貼り付けてタータンチェックの柄をつくり出すというアイデアです。
「たまたまホームセンターに行く機会があって、ここにある工業製品を使えたら面白いかもしれないと思ったんです。それで店内を巡り、ブルーシートって無骨でかっこいいなと。これにテープを貼ったらタータンチェックになるじゃんって、シンプルなアイデアが発端でした」と髙橋さんは話します。
「ルミネさんはなんと言うだろうか」と少し不安に思うところはありながらも、この案を提案すると、見事に採用。伊東さんは「みなさん『いいね、挑戦してみたいね』と前向きな反応をいただきました」と振り返ります。
ブルーシートもテープも既製品を使用するため、さまざまなメーカーの製品を比較し、素材をセレクトしていきました。ただ、いざ形にしてみると、シンプルな構成であるがゆえに難しい点もありました。「ブルーシートの土台となる骨組みを裏側に仕込むなど、施工会社さんが素材のよさを残しながらもチープにならないバランスを探ってくれました」と髙橋さんは話します。
「たまたまホームセンターに行く機会があって、ここにある工業製品を使えたら面白いかもしれないと思ったんです。それで店内を巡り、ブルーシートって無骨でかっこいいなと。これにテープを貼ったらタータンチェックになるじゃんって、シンプルなアイデアが発端でした」と髙橋さんは話します。
「ルミネさんはなんと言うだろうか」と少し不安に思うところはありながらも、この案を提案すると、見事に採用。伊東さんは「みなさん『いいね、挑戦してみたいね』と前向きな反応をいただきました」と振り返ります。
ブルーシートもテープも既製品を使用するため、さまざまなメーカーの製品を比較し、素材をセレクトしていきました。ただ、いざ形にしてみると、シンプルな構成であるがゆえに難しい点もありました。「ブルーシートの土台となる骨組みを裏側に仕込むなど、施工会社さんが素材のよさを残しながらもチープにならないバランスを探ってくれました」と髙橋さんは話します。

さらに伊東さんは「テープの間隔を少し変えるだけで全体の印象が変わったりしたので、細部の微調整を重ねながら試行錯誤しました。一部のウィンドウではタータンチェックの部分を実物ではなくプリントで表現するのですが、同じようにかっこよく見えるよう、素材感やレイアウトに注意して制作しています」と話してくれました。
また髙橋さんは「ブルーシートの青の色味って、こんなにたくさんの種類があるのか」と気づいたそう。「同じメーカーの同じ型番であっても、個体差があったり、切り取った場所で色味が違うこともあって。でも、色味がぴったり揃わないこともおもしろいよねと、ルミネさんとも話させていただきました。また、ブルーシートの端にある銀色の留め具もあえて見えるように配置しました。本物のブルーシートだからこそ表現できる、無骨なかっこよさが伝わるとうれしいです」と語ります。
また髙橋さんは「ブルーシートの青の色味って、こんなにたくさんの種類があるのか」と気づいたそう。「同じメーカーの同じ型番であっても、個体差があったり、切り取った場所で色味が違うこともあって。でも、色味がぴったり揃わないこともおもしろいよねと、ルミネさんとも話させていただきました。また、ブルーシートの端にある銀色の留め具もあえて見えるように配置しました。本物のブルーシートだからこそ表現できる、無骨なかっこよさが伝わるとうれしいです」と語ります。

ファッションは「自由にやり切る」ことが大切
髙橋さんと伊東さんは、ディスプレイの中に飾られるファッションアイテムのセレクトにもこだわったといいます。
「ブルーシートのかっこいい雰囲気との親和性を考え、ウィットな遊び心があるアイテムや、少し攻めた強めのスタイリングのほうがマッチするかもしれないとお伝えさせていただきました」
最後に、ウィンドウを見た人にどのような気持ちになってほしいかをあらためて聞いてみたところ、おふたりは次のように語ってくれました。
「秋冬らしい色味を意識し、ウィンドウが変わったこと、新しい季節が訪れたことがわかりやすいようにしています。通りかかったお客さまに、最初に我々がゴールとして掲げていた『あ、もう秋だ! 服、買いたいな』という気持ちになってもらえるのではないかと期待しています。
また“ブルーシートでタータンチェックをつくっちゃいました”というデザインを通して、『ファッションって、自由にやり切っちゃえば、何だっていいんだよ』『楽しければいいよ』という気持ちが伝わったらうれしいなと思っています」と髙橋さん。
伊東さんは「大胆なデザインを見て、普段は着ないような、ちょっと派手な色の服を着ようかなとか、おしゃれに対するポジティブな気持ちを後押しできるウィンドウになるといいなと思います」と話しました。
「ブルーシートのかっこいい雰囲気との親和性を考え、ウィットな遊び心があるアイテムや、少し攻めた強めのスタイリングのほうがマッチするかもしれないとお伝えさせていただきました」
最後に、ウィンドウを見た人にどのような気持ちになってほしいかをあらためて聞いてみたところ、おふたりは次のように語ってくれました。
「秋冬らしい色味を意識し、ウィンドウが変わったこと、新しい季節が訪れたことがわかりやすいようにしています。通りかかったお客さまに、最初に我々がゴールとして掲げていた『あ、もう秋だ! 服、買いたいな』という気持ちになってもらえるのではないかと期待しています。
また“ブルーシートでタータンチェックをつくっちゃいました”というデザインを通して、『ファッションって、自由にやり切っちゃえば、何だっていいんだよ』『楽しければいいよ』という気持ちが伝わったらうれしいなと思っています」と髙橋さん。
伊東さんは「大胆なデザインを見て、普段は着ないような、ちょっと派手な色の服を着ようかなとか、おしゃれに対するポジティブな気持ちを後押しできるウィンドウになるといいなと思います」と話しました。

施工現場に何度も足を運んでつくり上げたという、こだわりが詰まった今回のシーズンディスプレイ。秋冬のファッションに対して、チャレンジングな気分を盛り上げてくれそうです。
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期間/2026年10月1日(木)~11月18日(水)予定
※ルミネ荻窪:10月1日(木)~11月4日(水)
ウィンドウテーマ/Play on Tradition -規範に抗う美学
実施館/ルミネ新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Creative Direction:POOL inc.
CD/AD:髙橋千佳
D:伊東陽菜
C:森岡賢司
Dir:大滝洋平
Pr:中島光葉
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■関連記事
>> 感覚を信じ、自分だけの正解を見つけたくなるシーズンディスプレイ
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期間/2026年10月1日(木)~11月18日(水)予定
※ルミネ荻窪:10月1日(木)~11月4日(水)
ウィンドウテーマ/Play on Tradition -規範に抗う美学
実施館/ルミネ新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Creative Direction:POOL inc.
CD/AD:髙橋千佳
D:伊東陽菜
C:森岡賢司
Dir:大滝洋平
Pr:中島光葉
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