FASHION
WINDOW DISPLAY

感覚を信じ、自分だけの正解を見つけたくなるシーズンディスプレイ
2026.08.28
シーズンごとに変化し、ルミネ各館を彩るウィンドウディスプレイ。2026年8月20日(木)から9月30日(水)まで展開される秋冬のディスプレイのテーマは「Decorative Attitude -美意識の再定義」です。
日々の仕事や暮らしのなかで「心地いいな」と感じる瞬間に目を向ける感覚、そして、その感覚を楽しみながら自分をアップデートしていくことを表現したデザインはどのようにして生まれたのでしょうか。アーティストの及川春菜さんと、クリエイティブディレクションを担当したNOE INC.に聞きました。
日々の仕事や暮らしのなかで「心地いいな」と感じる瞬間に目を向ける感覚、そして、その感覚を楽しみながら自分をアップデートしていくことを表現したデザインはどのようにして生まれたのでしょうか。アーティストの及川春菜さんと、クリエイティブディレクションを担当したNOE INC.に聞きました。
見え方によって変化する及川さんの作品の魅力
今回のウィンドウディスプレイを手がけたのは、アーティストの及川さん。普段、作品を制作するうえで、言葉でははっきりと説明ができない曖昧な感情や、時間が過ぎていくことで輪郭が変わっていく記憶をテーマにしています。
なかでも代表的なのは、“焦点”をテーマにしたシリーズ作品『MANUAL FOCUS』です。人それぞれが持つ、目には見えないフィルターやレイヤーを表現。モザイクガラスによって、景色が重なったり、見る角度によって変化したりする見え方を通し、人によって異なる感覚、心の風景を形にしているのだといいます。
NOEは以前から『MANUAL FOCUS』に惹かれ、ルミネから秋冬全体のシーズンビジョン「Trust My Senses -感覚の回復」、そしてウィンドウディスプレイのテーマとなる「Decorative Attitude -美意識の再定義」について説明を受けた際に「及川さんにぜひお願いしたい」と直感したといいます。
「表面的な情報だけではなく、本質的な美しさというのは一体何なのか。そんなメッセージを、見ている人に問いかけるような作品性に強く惹かれていました。また、及川さんの作品は見る人に解釈を委ねすぎず、『何が見えているんだろう』『本当はどう見えているんだろう』と、自分から見つけたくなる体験が感じられることもポイント。シーズンビジョンの『Trust My Senses -感覚の回復』が持つ『自分の感覚を信じる』というエッセンスと親和性が高いと思いました。
また、作品に用いられている花やモザイクガラスを組み合わせた表現が、装飾性や素材の魅力を活かすという点で、テーマの『Decorative Attitude 美意識の再定義』にもぴったりだと感じたんです」
なかでも代表的なのは、“焦点”をテーマにしたシリーズ作品『MANUAL FOCUS』です。人それぞれが持つ、目には見えないフィルターやレイヤーを表現。モザイクガラスによって、景色が重なったり、見る角度によって変化したりする見え方を通し、人によって異なる感覚、心の風景を形にしているのだといいます。
NOEは以前から『MANUAL FOCUS』に惹かれ、ルミネから秋冬全体のシーズンビジョン「Trust My Senses -感覚の回復」、そしてウィンドウディスプレイのテーマとなる「Decorative Attitude -美意識の再定義」について説明を受けた際に「及川さんにぜひお願いしたい」と直感したといいます。
「表面的な情報だけではなく、本質的な美しさというのは一体何なのか。そんなメッセージを、見ている人に問いかけるような作品性に強く惹かれていました。また、及川さんの作品は見る人に解釈を委ねすぎず、『何が見えているんだろう』『本当はどう見えているんだろう』と、自分から見つけたくなる体験が感じられることもポイント。シーズンビジョンの『Trust My Senses -感覚の回復』が持つ『自分の感覚を信じる』というエッセンスと親和性が高いと思いました。
また、作品に用いられている花やモザイクガラスを組み合わせた表現が、装飾性や素材の魅力を活かすという点で、テーマの『Decorative Attitude 美意識の再定義』にもぴったりだと感じたんです」

及川さんの作品『MANUAL FOCUS - 旅立』
コラボレーションすることになり、まず着手したのは「Trust My Senses -感覚の回復」の解釈。NOEと話すなかで、及川さんは「自分の目で見て、心で感じたものを信じ直すこと」と捉えました。
「誰もが日々、たくさんの情報があふれているなかで、周りの評価にとらわれたり、他人と比べてしまうことで、自分が本来感じていることを見失ってしまう経験があると思います。一方、ひとつのものごとにも、さまざまな視点や見え方があって、それをどのように受け取るかは、人それぞれ。だからこそ、自分にしか見えない景色とか、自分のなかに生まれた感覚を大切にすることがコンセプトにつながっていくのではないか、とアイデアを膨らませていきました」
各館ごとに仕様は異なりますが、大きなウィンドウでは『MANUAL FOCUS - 旅立』を撮影した写真をガラス面の左右に貼り、後ろの壁面には花を撮影した背景とモザイクパネルをレイヤーで設置。『MANUAL FOCUS』のコンセプトを新たな形で表現するという、実験的なデザインとなりました。
「誰もが日々、たくさんの情報があふれているなかで、周りの評価にとらわれたり、他人と比べてしまうことで、自分が本来感じていることを見失ってしまう経験があると思います。一方、ひとつのものごとにも、さまざまな視点や見え方があって、それをどのように受け取るかは、人それぞれ。だからこそ、自分にしか見えない景色とか、自分のなかに生まれた感覚を大切にすることがコンセプトにつながっていくのではないか、とアイデアを膨らませていきました」
各館ごとに仕様は異なりますが、大きなウィンドウでは『MANUAL FOCUS - 旅立』を撮影した写真をガラス面の左右に貼り、後ろの壁面には花を撮影した背景とモザイクパネルをレイヤーで設置。『MANUAL FOCUS』のコンセプトを新たな形で表現するという、実験的なデザインとなりました。

空間のなかでアートを構築していくおもしろさ
ウィンドウディスプレイの装飾を手がけるのは今回が初めてだったという及川さん。その特殊な創作体験を「こんなに大きな空間で、自分の作品を表現するということが初めてでした。空間に物を配置することを頭で考えながら組み上げていくのは、すごくおもしろかったです」と振り返ります。
また、制作においてこだわった点について、「ウィンドウの前を歩いたり、立ち止まったり、見る位置を変えることで、自分だけの景色を発見できる空間を目指しました」と及川さん。「偶然通りかかった人にも見てもらえるように、パッと目に留まることを意識しました。さらに『Prism of Elegance』というコピーの通り、少し華やかな印象に持っていきたくて。目にしたときに心が晴れるような、秋を先取りする涼しさや透明感みたいなものを感じとってもらえたらいいなと思いました」と続けました。
今回の注目ポイントを「モザイク板を重ねたときの表情、プリントされているお花から感じられる秋らしさと華やかさが共存する構成とカラーリング。そして見る角度によって色味がどんどん変化していくところです」と及川さんは話します。
さらにルミネ立川のウィンドウには、今回のために制作された『MANUAL FOCUS』の新作が2点設置されます。各館のウィンドウごとに異なる表現にも注目してみてください。
また、制作においてこだわった点について、「ウィンドウの前を歩いたり、立ち止まったり、見る位置を変えることで、自分だけの景色を発見できる空間を目指しました」と及川さん。「偶然通りかかった人にも見てもらえるように、パッと目に留まることを意識しました。さらに『Prism of Elegance』というコピーの通り、少し華やかな印象に持っていきたくて。目にしたときに心が晴れるような、秋を先取りする涼しさや透明感みたいなものを感じとってもらえたらいいなと思いました」と続けました。
今回の注目ポイントを「モザイク板を重ねたときの表情、プリントされているお花から感じられる秋らしさと華やかさが共存する構成とカラーリング。そして見る角度によって色味がどんどん変化していくところです」と及川さんは話します。
さらにルミネ立川のウィンドウには、今回のために制作された『MANUAL FOCUS』の新作が2点設置されます。各館のウィンドウごとに異なる表現にも注目してみてください。

自分だけの“正解”を大切に
及川さんは、ウィンドウディスプレイを通じて伝えたいことについてこう話しました。
「ルミネのウィンドウなので、ファッションを通して普段とは少し違う自分を発見したり、自分のなかにある新しい一面を発見し楽しむきっかけになればうれしいなと思っています。モザイクガラスを通して、ひとつの物にもいろんな見え方があることに気づいていただくことで、誰かが決めた美しさではなく、自分のなかにある正解、自分が惹かれる色や柄、形を大事にしてほしいなと思います」
続いてNOEは「及川さんの作品にプラスして、マネキンに着せているお洋服の見え方も変わってくると思います。自分の思うかわいいとか、かっこいい、美しいという感覚を、立ち止まって再確認していただけるとすごくうれしいです」と話しました。
「ルミネのウィンドウなので、ファッションを通して普段とは少し違う自分を発見したり、自分のなかにある新しい一面を発見し楽しむきっかけになればうれしいなと思っています。モザイクガラスを通して、ひとつの物にもいろんな見え方があることに気づいていただくことで、誰かが決めた美しさではなく、自分のなかにある正解、自分が惹かれる色や柄、形を大事にしてほしいなと思います」
続いてNOEは「及川さんの作品にプラスして、マネキンに着せているお洋服の見え方も変わってくると思います。自分の思うかわいいとか、かっこいい、美しいという感覚を、立ち止まって再確認していただけるとすごくうれしいです」と話しました。

自分のなかにある価値観について、あらためて考えるきっかけとなるウィンドウディスプレイ。新しい季節を前に、ファッションやショッピングを楽しむ視点を広げてくれそうです。
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・期間/2026年8月20日(木)~9月30日(水)予定
※ルミネエスト新宿:8月20日(木)〜8月31日(月)
※ルミネ横浜:9月17日(木)~9月30日(水)
・ウィンドウテーマ/Decorative Attitude -美意識の再定義
・実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Art Direction & Design/及川春菜 / HARUNA OIKAWA @haruna_oikawa
Creative Direction/NOE INC.
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■関連記事
>> 「好き」があふれる新しいストリートアート。夏に向かい変化していくシーズンディスプレイ
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・期間/2026年8月20日(木)~9月30日(水)予定
※ルミネエスト新宿:8月20日(木)〜8月31日(月)
※ルミネ横浜:9月17日(木)~9月30日(水)
・ウィンドウテーマ/Decorative Attitude -美意識の再定義
・実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Art Direction & Design/及川春菜 / HARUNA OIKAWA @haruna_oikawa
Creative Direction/NOE INC.
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