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今週末は、おうちで名画座/Vol.6(選者:有坂 塁さん)

2026.07.16

週末に自宅でゆっくり観たい映画を、ルミネのシーズンテーマを切り口に紹介。セレクトするのは、移動映画館「キノ・イグルー」館長の有坂 塁さんです。
今回のテーマ「Summer Muse Glow -灼熱の都会に凛と咲く」を受けて有坂さんが選んだのは、ブロードウェイミュージカルを映画化した名作。気分を上げたい夏にぴったりの1本です。

illustration:佐久間 茜

『イン・ザ・ハイツ』
(2020年/アメリカ/143分)

スマートなイメージの強いミュージカル映画。
でも『イン・ザ・ハイツ』は、大迫力のビートと突き抜けた明るさこそが持ち味の一作です。

マンハッタンのワシントン・ハイツを舞台に、自分の夢を叶えるため懸命に生きる主人公たちのエネルギッシュな毎日を、ラテンのリズムに乗せ、ヒップホップに体を揺らし、眩しい太陽のもとで描く。
500人以上のダンサーや地元住民のエキストラたちによる冒頭のダンスは、ただただ圧巻のひと言です。

そんなミュージカルの魅力を支えているのが、ワシントン・ハイツというロケーション。
アスファルトから立ち上る熱気や消火栓から勢いよく水が噴き出すなど、実際の街中で撮影されたからこその臨場感が、歌って踊る登場人物と一体化し、映画ならではの喜びあふれた表現へと昇華しています。

ニューヨークに住むラティーノたちの苦悩と希望を
ぜひ灼熱の時間の中、体験してみてください。


◆この映画もおすすめ!
テーマ:前向きなミュージカル映画
・『マンマ・ミーア!』(2008年/日本/108分)
・『ヘアスプレー』(2007年/アメリカ/116分)

有坂 塁
中学校の同級生・渡辺順也とともに、2003年に移動映画館「キノ・イグルー」を設立。
東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵、美術館、無人島などで、世界各国の映画を上映する。
また、映画カウンセリング「あなたのために映画をえらびます」や、インスタグラムを使ったプロジェクト「ねおきシネマ」、著書『18歳までに子どもにみせたい映画100』(KADOKAWA)など、自由な発想で映画の楽しさを伝える。
“映画パンフレット愛好家”としても活動中。どんなときでも、映画の味方です。
https://kinoiglu.com/
https://www.instagram.com/kinoiglu/


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