LUMINE meets ART

LUMINE meets ART AWARD ARCHIVE これまでの受賞作品、アーティストの情報をご覧いただけます。数多くの応募の中から選出された魅力あふれる作品をお楽しみください。

LUMINE meets ART AWARD WINNER

グランプリ|インスタレーション部門

de Lempicka (ド・レンピッカ)

飯沼 英樹 さん

作品タイトル

de Lempicka 【ド・レンピッカ】

飯沼 英樹 さん

プロフィール

1975年長野県生まれ。東京都在住。愛知県立芸術大学大学院卒業後、ナント国立美術大学(フランス)に留学。各地で個展やグループ展に参加。主な展覧会、個展「6th Sense」(2014/SNOW Contemporary)、「たぐ展」タグチアートコレクション展(2014/松本市美術館)、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2013」(2013/六甲山 兵庫)主催者特別賞受賞、エルンスト・バルラッハ賞(2005/ドイツ)受賞など。

作品コンセプト

この作品は20世紀初頭フランスで活躍した女性画家タマラ・ド・レンピッカからインスピレーションを得ています。
男性中心の美術界で持ち前の美貌と人間性の魅力によって社交界に君臨した強い女性像は現代日本社会を生きる力強い女性たちの姿に重なります。着る服で自分をポジティブに表現する女性たちの自己肯定的な強さに興味があります。
素材はケヤキの一木材から彫りだし、古典的なドレスの影に現代の服をミックスしています。動きのある形を表現するためにいくつかのパーツによって分解、組立ができます。ルミネ新宿というファッションに敏感な若者が行き交う場所でしかできないインパクトのある展示を試みたいと考えています。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

審査員

小山登美夫

審査員コメント

今回グランプリの飯沼英樹さんの作品は、ダイナミックなフォルムとカラフルな色彩で始めから審査員の多くのひとの心をつかみました。木彫というと求心的で、宗教的なストイックなものを思い浮かべますが、飯沼さんの木彫は全く違い、開かれた彫刻ともいえるもので、象徴的な強さを持ち、街の中に展示される今回のプロジェクトにはまさにぴったりと思われます。1作品だけでなく何体か置いてもらい飯沼さんの世界を多くのひとにみてもらえたらと思います。

準グランプリ|ウィンドウ部門

恋マシーン

タムラサトル さん

作品タイトル

恋マシーン

タムラサトル さん

プロフィール

1972年栃木県生まれ。1995年 筑波大学 芸術専門学群 総合造形コース卒業。主な展覧会に、2002年「ニュー・メディア ニュー・フェイス02」NTT InterCommunication Center[ICC](東京)、2003年「First Steps : Emerging Artists from Japan」P.S.1 Contemporary Art Center (アメリカ)、2010年「小山マシ−ン」小山市立車屋美術館(栃木)、2013年 「あいちトリエンナーレ2013 企画コンペ」、2014年「愛マシ−ン」テヅカヤマギャラリ−(大阪)、2014年「タムラサトル《真夏の遊園地》」栃木県立美術館(栃木)、開館15周年記念展「TARO賞の作家Ⅱ」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)

作品コンセプト

《 恋 マシーン 》は、1500×1500の鉄のフレームに、恋という形に機械パーツと極太のチェーンが組立てられ、恋という形に動きます。機械は何か仕事をするためにありますが、この《 恋 マシーン 》は、何も仕事をしません。ただ、恋という形に動くだけのナンセンスな機械です。
“恋”という言葉をそのまま文字で表し、動く立体作品にすることで、恋という曖昧な概念を、物理的に強調しています。それは “恋” への皮肉にもおかしみにもとれます。会期中は、バレンタインデー2月14日もあり、恋人たちの記念日に向けて街が浮き足立つ中、機械油の香りつきの恋マシーンを前に、「何故 恋が機械なのか?何故 恋が動くのか?」大きな疑問がグルグル回り続けることになります。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

審査員

尾形 真理子

審査員コメント

おしゃれをするひとつのモチベーションとして、「恋」という言葉を使ったルミネのコピーを書くことも多いのですが、その「恋」という言葉のもつ心の揺らぎや躍動が、直感的に感じられるのが素敵な作品だと思いました。10個のパーツがそれぞれに動いて、ひとつの表情を作り出すのはまさに恋心。展示が今から楽しみです。

ルミネ賞|エレベーター

月は見守る

菅原 毅己 さん

作品タイトル

月は見守る

菅原 毅己 さん

プロフィール

1966年岩手県生まれ。印刷会社、デザイン事務所勤務後、フリーランス。マンガの影響下、浮世絵や日本画を参考に制作したコンピュータドローイング。伝統衣裳柄をとりいれ、スクリーントーンのように貼り分け、プリントされた作品群から "デジタルとアナログ" "印刷と手描き" などの対比が感じられる。

作品コンセプト

エレベーターに乗り込む前後、目の前に現れる絵によって物語のようなものを感じられたら楽しいのでは?と思い制作しました。
見上げる月景色から雲間に女性の寝姿が見え隠れする、俯瞰の月視線に。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

審査員

舘鼻則孝

審査員コメント

ストーリーがあって、とても楽しめる内容になっています。エレベーターが、観客を作品の中に招き入れるための装置のように演出されているところが特に良かったです。一枚の絵画では表現できない空間と時間の流れを感じられる作品になっているのではないでしょうか。

入賞 | 映像部門

奥田 昌輝 さん

作品タイトル

A WOMAN IN A FASHION BUILDING
【ア・ウーマン・イン・ア・ファッションビルディング】

奥田 昌輝 さん

プロフィール

1985年生まれ。横浜市在住。アニメーション作家。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修士課程修了。鉛筆や水彩、デジタルブラシ等様々な表現手法を用いたグラフィックをユーモラスかつ軽快なリズムで変幻自在に動かしたアニメーションを制作している。
「くちゃお」がアニマドリード(スペイン)のグランプリ、ファントーシュ(スイス)の新人賞を受賞した他、ベルリン国際映画祭に入選するなど国内外の映画祭での受賞・上映多数。最近では、つじあやの「ぼくは雨だよ」MV、横浜市PR映像、NHK「かぶき者慶次」タイトルバッグアニメーションを制作している。

作品コンセプト

ファッションビルにやってきた女の欲望と妄想と現実。あれもこれも欲しい、あそこへ行きたい、お腹空いた、ふと人混みを眺めてしまう。そんなありふれた女のファッションビルでのありきたりな欲望と妄想。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3

審査員

小池 博史

審査員コメント

縦型のモニターいっぱいにレイアウトされたデザイン性やイラストのクオリティ、映像のテンポ感など全体的にクオリティが高く、またポップで楽しくワクワクする感覚がサイネージにぴったりだと思います。映像はループするように構成されていて丁寧な作りこみも素晴らしいと思います。

入賞|エレベーター部門

華柱

町田 夏生 さん

作品タイトル

華柱 【ハナハシラ】

町田 夏生 さん

プロフィール

1980年兵庫県生まれ。2005年 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科(絵画領域)修士課程修了。主な展覧会に、「町田夏生 華と眉毛」(2014/YOD Gallery大阪)、「町田夏生 MURMUR」(2009/YOD Gallery大阪)など。

作品コンセプト

華は生命力の象徴です。そんな華に飲み込まれて見て欲しいと思いデザインしました。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3
  • 展示作品4

千葉 由美子

千葉 由美子

審査員コメント

エレベーターという密室の空間が、外から入った時に全く違う場所に来たような、明るい華やかな空気に包まれるように感じました。現実に体験できることを楽しみにしてます。

入賞 | ウィンドウ部門

Ebb – Ripple

風間 天心 さん

作品タイトル

Ebb – Ripple 【エブ リプル】

風間 天心 さん

プロフィール

美術家、僧侶。1979年、北海道東川町生まれ。2006年、第9回岡本太郎現代芸術賞に入選。2010年、大本山永平寺での修行を経て禅宗の僧侶になる。2011年、武蔵野美術大学パリ賞によりパリ市「Cité Internationale des Arts」に滞在。現代における「宗教と芸術」の相互作用を求めながら、国内外で多様な活動を続けている。
主な展覧会に、2014年「Think of energy From experience of Fukushima」/ドイツ外務省(ベルリン)、2015年「Tokyo Midtown Award 2015」/東京ミッドタウン(六本木)。

作品コンセプト

僧侶として様々な家へお参りへ行く中で、床の間に「水引」という文化をよく見かけます。この素材は仏教でも神道でも使われますが、そのどちらでもない日本人独自の「こころ」が反映されていると感じます。他国の文化をアレンジすることが得意な日本人は、中国の文化を新たな形の「梱包装飾」として発展させました。そして、私はこれを素材にまで還元し、「西洋絵画」として再アレンジしています。日本は現在、物理的な波、社会的な波、様々な波の脅威に晒されていますが、どんな波に飲まれたとしても、形を変えて残されるのが真の「文化」です。私はこの「水引」という文化をグローバルな姿でアレンジし、次の時代へ残そうとしています。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3

審査員

東出 菜代

審査員コメント

日本の生活文化、特に冠婚葬祭の場面における重要なモティーフである「水引」を使用した風間さんの応募作は、パワフルでエネルギーに満ちたヴィジュアルが、まず審査員の目を捉えました。本作はまた「水引」という素材が、生と死の両義性を仄めかし、ポジティブな表現の中に深みを感じさせるなど、ルミネのウィンドウという特殊な空間にも負けない平面作品として評価されました。実物を見るのをとても楽しみにしています。

特別展示(映像部門次点) | 映像部門

山田 杏里 さん

作品タイトル

山田 杏里 さん

プロフィール

1987 年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。Young Lions Competition2012 プリント部門ファイナリスト(2012)、主な展覧会に、「結ぶ」展(2011)、「世の中ちょっとよくする展」(2013)など。

作品コンセプト

性別も、年齢も、性格も付与されていない「棒人間」を使い、動きのみで「女」を表現した映像作品です。動く棒人間が女に見えた瞬間、「女とは何か」という問いが、新鮮にこの映像を見た人々の脳裏にわき上がってるのではないでしょうか。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3

LUMINE meets ART AWARD 2015 ゲストアーティスト

  • 舘鼻則孝

    舘鼻 則孝

  • 【 JUNK SILVER INSTALLATION 】 
    「ヒールレスシューズ」と称される私の大学卒業制作は、海外のファッション業界で注目されたところから 始まりました。しかし、それは花魁の履く高下駄から着想を得たものなんです。日本の伝統的な染色技 法である友禅染を学んだ大学時代には、古典に倣って着物や下駄の制作をしました。日本独自の様式化 された平面的な芸術と、西洋的な身体研究に基づく空間的な芸術は、相対する価値観のように感じられ ますが、それらが共存しているのが現代の日本でもあります。戦後の日本、西洋文化が流入してきた現代 だからこそ共有できる価値観が、日本の文化価値を再構築する可能性を秘めているのではないでしょうか。

    Heel-less shoes series

LUMINE meets ART AWARDでは、審査員として作品を拝見させていただきました。この度は受賞者の方々と一緒に作品を展示させていただけることを光栄に思います。ものづくりは「コミュニケーション」であり、作品は「コミュニケーションツール」だとも私は思っています。たくさんの作品を審査する中で、作品から伺える作者のパーソナリティーは、十人十色の鮮やかな絵の具のようでした。会場を訪れるお客様には、自分色に共鳴する作品を見つけて欲しいと思います。

展示作品

  • 展示作品1
  • 展示作品2
  • 展示作品3

LUMINE meets ART AWARD 2015 総評

戸塚 憲太郎

戸塚 憲太郎

670点もの応募があった第三回目となるLUMINE meets ART AWARD。 展示環境には商業施設ならではの制約が多くありますが、最終審査に残った作品はとてもユニークでバラエティに富んでおり、審査員も頭を悩ませました。受賞作品はどれもダイナミックで、オリジナリティに溢れているものばかりで、実際の展示が今からとても楽しみです。既存のかたちにとらわれずに、独自のアートを発信していくスペースとしてのルミネの可能性、そして今後の展開にも大いに期待ができるアワードとなりました。

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