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LUMINE meets ART PROJECT

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2012.10.11LUMINE meets ART

松山智一

  • #DISPLAY

芸術作品を観た際、脳がまず認識するのは、点でも線でも面でも構図でも画題でもなく、色彩です。その後に残された他の要素をひとつひとつ読み取り、解読し、絵という全体の現象が把握され、それが何であるかを脳が処理します。作品は、そうした様々な絵を構成するツールの組み合わせにより、視覚的コミュニケーションが成立します。私達アーティストの仕事はこのコミュニケーションをどう行うかに尽きます。脳を一番刺激するのがカラーなのであれば、原始的に色だけで表現するという手法も、対話をする上で、非常に有効な手段になるのではないかと思い、今回の企画に挑みました。本作品、「MOMENTUM」(モーメンタム)というタイトルの作品は、そうした理由から新しく描き下ろしました。LUMINEに訪れるであろう不特定多数の人に、アートへの興味の有無にかかわらず、あえて作品の具体的なメッセージ性や絵のもつ空間的ナラティブを排除し、色のみで、美も醜という概念すら超越できる、脳を真っ先に刺激する空間つくりをしたいとまず思いました。

  • 期間
    2012年10月11日~2013年2月22日
  • 場所
    ルミネ新宿
  • 作品イメージ
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アーティストイメージ

松山智一
1976年飛騨高山生まれ、東京出身。現在はアメリカ・ニューヨーク州ブルックリン市在住。幼少の時期家族で渡米。中学時代に日本に帰国し、上智大学経済学部在籍中から制作を始め、卒業後の2001年に再び渡米しNYプラットインスティテュート美術大学院へ進んだ後、ブルックリンにスタジオを構える。

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LUMINE meets ART

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いつものルミネ+art。美術館やギャラリーではなく、「いつものルミネでアートに出会える」をコンセプトに、日常の中でアートを提供することで、お客様一人ひとりの豊かな生活を創造します。