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LUMINE meets ART PROJECT

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2022.07.28LUMINE meets ART

meets ART story #1

  • #INTERVIEW

日常にふと訪れる、偶然の出会い
~ルミネがアートをやる理由~

「アートのある毎日を」をテーマに、ルミネが「LUMINE meets ART」(以下LMA)プロジェクトをスタートしたのは2010年のこと。2013年には館内に作品を展示するアーティストを公募するアワード「LUMINE meets ART AWARD」(以下LMAA)を開始した。商業施設がアーティストとコラボレーションするのは当時としては画期的だったが、LMAのディレクター・戸塚憲太郎さんは「ルミネの館内にアートがあるのは、ごく自然なこと」と語る。

「日本では古くから器や着物など、暮らしのなかにアートが根づいていました。ファッションやインテリアのすぐ隣にアートがあるのは、むしろ当たり前なんです。また昨今はコロナ禍の影響で、自分を見つめ直した結果、『自分らしさを大切にしよう』『一人ひとりが個性的であっていい』という考えが強まった人が増えています。アートの自由さやオリジナリティは、その感覚にますますフィットするでしょうし、『わたしらしくをあたらしく』というルミネの企業メッセージとも重なるかと思います」

来館者からの期待の声も高まっていると語るのは、ルミネ マーケティングコミュニケーション部の柳沢愛さん。「展示は現在、新宿のルミネやニュウマンを中心に行っていますが、『うちの近くのルミネでも開催を』などの意見も多く、関心度の高さを感じています」

今年はLMAAが10周年を迎えるのを記念し、過去の受賞者の中から選ばれた6名のアーティストによる展示企画「LUMINE meets ART AWARD アーカイブ・エキシビション」を2022年5月26日~6月15日まで開催(詳細はコチラ)。尾花賢一さんをはじめ、本アワード受賞後に国内外でさらなる活躍を見せているアーティストたちの作品が、館内のウインドウを彩った。

「商業施設の館内にアートが並ぶのがLMAAの魅力。日常のなかでふと目に留まるという、アートとの思いがけない出会いを存分に楽しんでください」(戸塚さん)
「LMAが目指すのは、館内を訪れるみなさまの感性を刺激し、暮らしをより豊かにするお手伝い。アートとの出会いが日常の喜びとなる、そのきっかけづくりをLMAAやワークショップなどを通して今後も行っていきたいと考えています」(柳沢さん)

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ルミネ池袋で4月に開催された、アーティストの久保田珠美さんによる、回収したコスメで作ったクレヨンでのライブペインティングとワークショップの模様。

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NYで活躍するギャラリストでLMA ディレクターの戸塚憲太郎さん。

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LMAA2019-2020グランプリ受賞の藤倉麻子さんによるウィンドウ展示。

Text: Kaori Shimura Photograph: Takehiro Goto (上), Kazuo Yoshida (下) Edit: Sayuri Kobayashi

※本記事は2022年05月30日に『AERA』に掲載された記事を再編集しております。
※情報は記事公開時点のもので、変更になることがございます。

  • アーティストイメージ

    hpgrp GALLERY
    TOKYOディレクター/
    NowHereディレクター
    戸塚憲太郎
    https://hpgrpgallery.com/
    https://nowhere-nyc.com/
    https://www.instagram.com/kentaro_totsuka/
  • LUMINE meets ART PROJECT

    LUMINE meets ART PROJECT
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。