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LUMINE meets ART PROJECT

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2020.09.08LUMINE meets ART PROJECT

「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020 The Award Winner’s Exhibition」を開催

  • #AWARD
  • #DISPLAY

ルミネ、ニュウマン館内に展示するアート作品を広く一般から公募し、アーティストの発掘と支援を目指すアートアワード「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020」の受賞作品2点とアートに精通する審査員が選ぶ注目のアーティストによる作品4点を展示する「LUMINE meets ART AWARD 2019-2020 The Award Winner’s Exhibition」を開催します。展示は、受賞作品に加え、審査員が推薦するゲストアーティストの伊藤彩、東弘一郎、黒川和希、クラークソン瑠璃の作品も飾られます。新宿エリアを回遊しながら、ゆっくりとアートをお楽しみください。

LUMINE meets ART AWARDとは

  • 期間
    2020年9月15日~9月30日
  • 場所
    ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ニュウマン新宿の館内ショーウィンドウ

グランプリ

GRAND PRIX

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乾燥地帯の街路広告

プロフィール写真

藤倉麻子

1992年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。工業製品やインフラストラクチャーが自律を獲得し、運動する様子を描き出す作品を展開している。道具から道具性をはぎとり、日常において忘却される都市の存在を示す。第22回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出。

作品コンセプト

乾いた地の路上に光り続ける電光掲示板とのぼり旗、街頭広告。それぞれはこの地帯、もしくは地図のない領域の地平線の向こう側の何かの集合の生活現場を放映し、告知する。生産され、一度路上に置かれた宣伝物や工業製品は、だれに向けてかいつまでか宣言しないまま立ち、機能し続ける。画の中の景色は、そこの塀の裏、壁の中の水道管のつながる先にある場所かもしれない。人の手を離れた製品が、物が物として立ち現れる領域で、拡張し、コロニーを築いていく。

受賞までの道のり
  • 応募のきっかけ

    製造され、設置されたあと物言わぬまま何かを表し続ける広告物や設備に関心があります。展示物を見る目的ではなく訪れる買い物に来た方や、どこかへ通り抜ける通行人の方など、たくさんの人が目の前を通り過ぎる場所であるルミネのウィンドウに作品を設置してみたいと思い、応募しました。私も普段ルミネやこのエリアの通行人であり、消費者であり、今ある景色の一部に置くということがとても楽しみです。

  • 制作の進め方

    人間により目的を備えられ製造された工業製品が機能を逸脱して自立し運動する在り方を制作しています。作品の、乾いた地の路上に光り続ける電光掲示板とのぼり旗、街頭広告は、この地帯、もしくは地図のない領域の地平線の向こう側の何かの集合の生活現場を放映し、告知します。生産され、一度路上に置かれた宣伝物や工業製品は、だれに向けてかいつまでか宣言しないまま立ち、機能し続ける。画の中の景色は、そこの塀の裏、壁の中の水道管のつながる先にある場所かもしれません。人の手を離れた製品が、物が物として立ち現れる領域で、拡張し、コロニーを築いていきます。物の物性を目の前に表したいと思い制作しています。

  • 審査の様子

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    審査員の声

    永井秀二

    広告が溢れる新宿で、今回の作品のタイトル「乾燥地帯の街路広告」をどうウィンドウで表現するのか楽しみです。

    小山登美夫

    藤倉さんの映像の風景は、物へのリアルな感覚が色濃く残り未来的でありながらノスタルジックなところが魅力的です。

  • 受賞コメント

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    賞をいただき大変ありがとうございます。街の一部として見られる機会があるような展示ができるのがとても楽しみです。よろしくお願いします。

  • これからの展望

    日常生活で目にする工業製品や、インフラ関連の構造物など、記憶の中で加工されうっすらとそれらが存在することを認識するたくさんの物の形や質感について、物がただ物であることが立ち上がるような瞬間を感じて頂けたらなと思います。

準グランプリ

SECOND GRAND PRIX

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転生 Animals

髙瑞/KOHSUI

彫刻家。「変身」や「野生」をテーマに、自然の美しさを還元するように、あるいは野生の荒々しい美しさを喚起するように作品を制作している。

作品コンセプト

この作品は自身の野生動物になりたいという変身願望から着想したものです。日常的な置物を改造し野生動物の瑞々しさや荒々しさ、尊さを加えることを試みた作品と、自作の着ぐるみを展示します。この作品の根底には、アイデンティティや社会的なしがらみから逃れたいという自分自身の変身願望と、人間の地球環境に対する放漫さへの怒りがあります。動物に転生するというフィクショナルなイメージを示すことで自然環境と人間の関係について、あるいは現代社会の難しさについて考え、抵抗を試みています。

受賞までの道のり
  • 応募のきっかけ

    応募のきっかけはウェブサイトを見たことです。発表の場を求めていくつかのコンペへの応募を考えていてルミネのコンペを見つけました。

  • 制作の進め方

    私はいつもイメージや空想から作品を考え始めます。それから、少しずつ頭の中の曖昧なイメージを絵を描いたり人と話したりする中で具体的にしていきます。最近は既製品の置物を材料にしているのですが、ネットなどで古い置物を探すところから始まり、それらと対話しながら組み換え新しい姿に生まれ変わらせるような感じで進めています。着ぐるみの作品は私の願望を割と素直に表現したもので、いろんな可能性を感じています。

  • 審査の様子

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    審査員の声

    遠山正道

    都市生活者の言葉にならないおかしみと哀しみがポツンとある。分からなくてもがいているような作品。

    加藤育子

    置物と着ぐるみ。飾りの動物が持つ「静と動」の対比から、ウィンドウに命が灯り、新たな発展となることを期待します。

  • 受賞コメント

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    私は人前に出るのが苦手で人と話すのも得意ではなく、審査は大変緊張するすごく大きなチャレンジだったので、選んでいただけたことは本当に嬉しく思っています。何より多くの人に作品を観ていただける機会が得られて嬉しいです。

  • これからの展望

    私の作品は人間社会と自然や他の生き物たちの関係性について考える中で出来て来たものです。感染症の蔓延で社会が大きく揺さぶられている中で、人間と自然の関係について考えることはこれまで以上に大きな意味を持つようになってくるだろうと考えています。これからももっと深くこのことについて取り組んでいきたいと思っています。

ゲストアーティスト特別展示

GUEST ARTIST

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伊藤彩

1987年 和歌山生まれ。
2011年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 交換留学。
koyamaartprojects.com/artists/aya-ito/

推薦コメント

小山登美夫
伊藤彩は、自身の様々な体験もその根底にあるのですが。自分自身でその状況を作ったり、空間を構築しながら新しい経験やヴィジョンを作っていき、情報を蓄積していくことが彼女のアートの世界を作っています。私的な世界を超えていこうとする意志がそこに現れます。今回もウィンドウ自体をある実験室のような感じで、自由に変化させていくはずです。新宿の街角から世界につながる奇天烈なアイデアとその空間を作り上げ、皆さんに驚いてもらえることを期待しています。

ゲストアーティスト特別展示

GUEST ARTIST

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東弘一郎

1998年 東京都生まれ。
東京芸術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 在籍。
宮田亮平賞受賞、クマ財団4期生、コミテコルベールアワード2018,2019連続入選、CAF2019ファイナリスト。

推薦コメント

遠山正道
東さん私は間違ってしまった。彼のダイナミックな自転車の作品群に対して、用意されたウィンドウの奥行きは圧倒的に狭かった。それでも彼はやると言う。何をどう展開させてくるか、充分に見届けたい。

ゲストアーティスト特別展示

GUEST ARTIST

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黒川知希

1975年 三重県生まれ。画家。
2000年よりイラストレーターとして活動を開始。
おもな活動分野は書籍、CDジャケット、ファッションなど。
2008年より絵画制作を開始。NANZUKAに所属。
tomokikurokawa.tumblr.com

推薦コメント

永井秀二
黒川知希は日常生活の中で拾うことが出来るたくさんのスクラップや情報を、飽きることなく日々収集し続けています。それらの膨大な収集物の中から彼独自の概念でそれらを再構成し、新たなプロダクツへと再生させてきました。一見普通のアニメの一場面にも見えますが、それを観た人は笑ったり、考えたり、そして人によっては不快に感じたり、、そんな彼の作品を多くの人に観てもらいたいと思いました。

ゲストアーティスト特別展示

GUEST ARTIST

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クラークソン瑠璃

2005年 慶応義塾大学環境情報学部卒。
2013年 SICF14 準グランプリ。
2014年 AIT(アーツ・イニシアティブ・トウキョウ)ゼミ修了。
ことばとフェミニズムの関わりを物語性の高い絵柄で描くクラークソン瑠璃。
香港で刺繍をはじめ、中国・東欧の刺繍、浮世絵に影響を受ける。ポピュラーカルチャーと現代アート、ファッションでボーダーレスに活動。
ruriclarkson.com

推薦コメント

加藤育子
ジェンダーやルッキズムなど社会問題の一片を切り取った言葉や、伝統的なしきたり・慣習を想起させる図案。これらに風刺とエッジを効かせ、かつて「女性の仕事」と見なされていた刺繍を用いて、女性たちをエンパワーメントする作品を生み出しているクラークソン瑠璃。今回は、大都会のど真ん中、新宿東口のロータリーに面したウインドウで、現代を生きる人々に「言葉の力」でアプローチしたら面白いのではと考え、推薦した。そこを通るひとりひとりの毎日に、心に、何かのメッセージが縫われることを期待している。

審査員

  • LUMINE meets ART PROJECT

    永井秀二
    TOKYO CULTUART by BEAMSクリエイティブディレクター。大学卒業後、株式会社ビームス入社「Uniform Circus BEAMS」にてチームオーダー、SPグッズのデザイン、企画開発等を経て、2000年、Tシャツ専門レーベル「BEAMS T」を立ち上げ、バイヤーとしての業務の他、エキシビションの企画、プロデュース等を行う。2008年TOKYOのクリエイションを世界に発信する「TOKYO CULTUART by BEAMS」を設立。展示のキュレーション、商品企画を行う。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    遠山正道
    株式会社スマイルズ代表取締役社長。1962年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、コンテンポラリーフード&リカー「PAVILION」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」を展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。近著に「成功することを決めた」(新潮文庫)、「やりたいことをやるというビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡」(弘文堂)がある。最近では、もっともシンプルな結婚の在り方「iwaigami」、小さくてユニークなミュージアム「The Chain Museum」、アーティストを支援できるプラットフォーム「ArtSticker」などをスタート。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    小山登美夫
    小山登美夫ギャラリー代表/日本現代美術商協会代表理事。東京藝術大学芸術学科卒業。1996年に江東区佐賀町に小山登美夫ギャラリーを開廊。現在は六本木に場所を移し、世代を超えて、菅木志雄や蜷川実花、杉戸洋、三宅信太郎、中園孔二などを展示。また、国外アーティストのリチャード・タトルやトム・サックス、ソピアップ・ピッチなどを日本に紹介する。著書に「現代アートビジネス」(アスキー新書)、「その絵、いくら?」(講談社)、「小山登美夫の何もしないプロデュース術」(東洋経済新報社)、「見た、訊いた、買った古美術」(新潮社)、「"お金"から見る現代アート」(講談社)。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    加藤育子
    スパイラル/株式会社ワコールアートセンター ギャラリー担当チーフ・キュレーター。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了後、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター入社。ギャラリー担当ならびに同チーフを経て、2008年より現職。現代美術を中心とする展覧会の企画制作業務をベースに、館内の新規プログラム開発なども担当。担当した主な展覧会に「棚田康司展『○と一』」「小金沢健人展『煙のゆくえ』」(2016年)、「Rhizomatiks 10」(2017年)など。

監修

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    戸塚憲太郎
    hpgrp GALLERY TOKYOディレクター。アッシュ・ペー・フランス株式会社にてファッション合同展示会「rooms」ディレクターを経て、2007年4月、表参道に現代アートギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」をオープン。同社が運営するH.P.FRANCE WINDOW GALLERY(丸の内ビルディング)のディレクターも務める。また、「青参道アートフェア」や「NEW CITY ART FAIR」を立ち上げ、現在はニューヨークを拠点に日本のアーティストを積極的に海外へ紹介している。
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    LUMINE meets ART AWARD
    「アートのある毎日」を広げる次世代のアーティストを発掘し、受賞作品をルミネ館内に飾るアートアワード。ルミネを舞台に、アートと人々の自由な出合いの機会を作ります。