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LUMINE meets ART PROJECT

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2025.11.07LUMINE meets ART

meets ART story #19

  • #INTERVIEW

作品が人を笑顔にし、その反応が次の制作のモチベーションになる。
アーティスト・AZUSA IIDAが生むポジティブな循環

人物をモチーフに平面から立体まで、さまざまな表現方法で作品を制作しているアーティストのAZUSA IIDAさん。ルミネの2025年度の「ルミネカード10%オフキャンペーン」のキービジュアル制作といった広告のほか、ファッションブランドとのコラボレーションなど、幅広く活躍している。

「活動のなかで最も大切にしているのは、個展。2016年に初個展を開催して以来、毎回、異なる手法やテーマで表現していくことを探求しています」

例えば、2024年秋に開催した個展「スポットライト」では、アートと照明が合体した作品を披露。

「5年前に鏡を入れ込んだ作品を発表したとき、アートが生活の一部となる楽しさを感じてもらえたら、という思いで個展を開催しました。そこで作品を購入してくださった方々からも『アートが日常に入ってきてくれてうれしい』という言葉をいただいて。照明の作品のアイデアはこのときから温めていたものです」

子どもの頃から工作が好きで、イラストレーターの父が仕事をしている向かい側に座り、父のイラストを真似して描いていたそう。

「絵を描くという遊びが仕事になるなんて、うらやましい!と思っていました(笑)」

大学の芸術学部で美術の技法をひと通り学び、卒業後はアパレルメーカーに就職。初個展を開催して以降は、アーティストとしての活動に専念している。

「10年ほど続けてきたなかでずっと感じているのは、アートは人にハッピーなエネルギーを届けることができるものだということ。作品を見てくださった方の顔がパッと明るくなり、その輝きから私自身もエネルギーをもらえる。そして、そのパワーが次の作品づくりへのモチベーションにつながる。そんなポジティブな循環が生まれているのを感じます」

心の中に常にあるのは、応援してくれている人たちへの感謝の思い。たまには落ち込む日や、気分が乗らない日もあるけれど、「そんなときは、家族や友人と過ごす時間、あとサウナ、ビールが元気の源です」と笑う。

「挑戦したいことはたくさんありますが、いくつになっても、どこにいても、自分のペースで楽しく続けていきたい。これからもアートの力を信じて、よりパワフルな作品を届けていきたいです」

作品イメージ

幼い頃からさまざまな映画や音楽に触れるなかで人間への興味が増し、人物をモチーフに描くように。

作品イメージ

2024年秋にMU GALLERY(東京・天王洲)で開催した個展「スポットライト」で展示した立体作品。

作品イメージ

2025年5月に行われた「ルミネカード10%オフキャンペーン」のキービジュアルの原画。

Text: Kaori Shimura Photo: Ikuko Hirose Design: Satoko Miyakoshi Edit: Sayuri Kobayashi Planning: AERA AD section

※本記事は2025年5月26日に『AERA』に掲載された記事を再編集しております。
※情報は記事公開時点のもので、変更になることがございます。

  • LUMINE meets ART PROJECT

    LUMINE meets ART PROJECT
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。