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LUMINE meets ART PROJECT

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2025.12.25LUMINE meets ART

LUMINE ART FAIR 2025 – アートアワード受賞者決定!

  • #AWARD

2025年11月1日(土)~3日(月・祝)に開催された「LUMINE ART FAIR – My 1_st Collection Vol.4 –」にて、今年は新たに審査員賞(4賞)とオーディエンス賞(1賞)を設け、 審査員それぞれの視点と、来場者の皆さまの投票から“いま注目したい表現”を選出しました。

審査員賞

作品イメージ

審査員賞: Mona Sugata
1983年東京都生まれ。2009年多摩美術大学絵画専攻版画研究領域博士前期課程修了。「SICF25」 EXHIBITION部門グランプリ(2024)、「Green Constancy」(2024/六本木蔦屋書店/東京)、「ART SESSION」(2024/銀座蔦屋書店/東京)など。東京を拠点に活動。布や熱したコテを使い、いのちを繋いでいく営みの強さや美しさを、花や葉を組み合わせシンボリックに表現する。

審査員コメント:
「決して大きなインスタレーションではないにもかかわらず、限られた空間に絶妙に配置されたSugataさんの作品群を前にした時、優しさに包まれながらも内側から湧き上がる力強さに引き込まれました。
独特なフォルムをした太陽、植物、昆虫はランダムに配置されているように見えて、不思議な秩序を宿していました。それは自然の掟だったり生命を繋いでいくための営みなのでしょうか。作品を通して私たちが広げる想像までも、Sugataさんの描く世界の一部なのだと、その柔らかな広がりに深い魅力を感じました。」

プロフィール写真

井上彰人(AKIINOUE ディレクター)

1993年大阪府生まれ。2016年関西大学社会学部メディア専攻卒業。2018年から2024年までNANZUKAでの勤務を経て、2025年に東京・代官山にAKIINOUEを開廊。
国内外の同世代アーティストを中心に展覧会の企画・運営を行いながら、ニューヨーク、マイアミ、スペインなど海外のアートフェアにも積極的に参加している。

作品イメージ

審査員賞: 張庭溦
1994年台湾台中市生まれ。東海大学美術学科大学院修了後、数年間のデザイナー職を経て退職し、2021年よりアーティストとして活動を開始。
現在は、複数の建設会社(陸府、磐鈺、龍寶)のギャラリースペースにて展示及び収蔵され、活躍している。

審査員コメント:
「張さんは、無機質なコンクリートを、極めてオリジナリティの高いキャンバスへと転換し、波や空といった儚い自然の風景を描きだします。
彼女の作品は、素材の実験にとどまらず、大作から小品まで一貫した完成度で、力強く、繊細な画面を作り出します。
そして、都市開発の象徴とも言えるコンクリート素材と刻一刻と変化する自然というモチーフの対比が、人類の進化、都市と人間の境界、物質の時間性など、深いテーマとともに、作品の魅力を生み出していると思いました。」

プロフィール写真

内田まほろ
(MoN Takanawa: The Museum of Narratives 開館準備室長)

「TAKANAWA GATEWAY CITY」の文化創造の役割を担い、伝統を未来へつなぎ、新たな日本文化を創造・発信するミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の開館準備を指揮。
大阪・関西万博テーマ事業シグネチャーパビリオン「いのちの未来」企画統括ディレクターを務めた。

作品イメージ

審査員賞: 山口ひかり
1993年北海道札幌市生まれ。武蔵野美術大学で工芸工業デザイン金工専攻を修了。
幼少期から新体操選手として活躍し、身体表現を行ってきた後、大学で金工に出会い、自身の身体性と感性をもって金属作品を制作している。
今年3月に初個展を開催。現在は神奈川県を拠点に制作。

審査員コメント:
「銅板に踊る、つややかな色と線。
七宝焼の技法を用いた山口さんの作品は金属でありながら軽やかで、新体操で育まれた身体能力そのままに、鼓動を感じるような線と伸びやかなかたち、そしてガラス質の釉薬から生まれる色彩がリズミカルに構成されています。
銅や七宝焼といった素材がもたらす表情を、生活空間に飾って楽しめる点も魅力のひとつです。和室にも洋室にも、コンクリートの空間にも合う本作は、フェアの趣旨に合致すると考え、選出しました。」

プロフィール写真

加藤育子
(スパイラル/株式会社ワコールアートセンター アート事業部 部長・キュレーター)

東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了後、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター入社。
現代美術のキュレーションを軸に、各種プログラムやコンテンツの企画管理・ブランディングを行う。

作品イメージ

審査員賞: 鐘本 幸穂
1983年奈良県生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業。主に水性顔料インクのペンを使用し、人体や植物などのモチーフを、内側と外側を同時に見つめながら細密な描写で表現している。
2007年青木画廊Luft(銀座)での個展をはじめ、東京・神奈川・兵庫・京都など国内での作品展示の他、配信音楽のジャケットや書籍の装画も手掛ける。第6回東京装画賞 王子エフテックス賞受賞。神奈川県在住。
自身の絵を使用したオリジナルアイテムブランド 『GREEN-EYED CREATION』も展開している。

審査員コメント:
「鐘本幸穂氏を選出した理由は、圧倒的な画力を差し置いてなお輝く一貫性にある。
人間の精神や機嫌も、脳腸相関として実は腸内細菌など体内にいる他者とのバランスに依っているらしいことが判明してきた現在において、銅版画の針にも似たペン先で描き出すような点描たる個が集まり全体の図像を生んでいる様子は、納得感を持って繋がっているように見える。
コロナ禍以降の現代アート動向のひとつとして、人間とその他の生物を含めたエコロジーを題材にした展示等が見られるが、主要な展示に含まれていても遜色ないのではないだろうか。」

プロフィール写真

塚田 萌菜美
(株式会社The Chain Museum アートコンサルタント)

成城大学文学研究科美学・美術史専攻博士課程前期修了。オークション会社にて、オークショニア・広報を担当。
2022年よりThe Chain Museumにてアートコンサルタントを務め、プライマリー・セカンダリー流通に携わった経験から幅広い視点でのキュレーション、アーティストマネジメント、コレクション形成アドバイザリーを行う。

オーディエンス賞

来場者投票によってもっとも多くの支持を集めたアーティストを表彰します。
今年は、昨年に続き2年連続でEMUさんがオーディエンス賞受賞となりました。
継続して来場者の心をつかむ力強い表現が評価され、多くの票を集めました。

作品イメージ

オーディエンス賞: EMU
グラフィックデザイナーとしてのキャリアを経て、2016年より木彫アーティストとして活動を開始。
造船所から出る廃材を再利用し、純粋な形と空間の関係性に焦点を当てたユニークな木彫・ペインティング作品を制作。
日本のみならず海外各国で展示会を行っている。
また、NIKE、CONVERSE、Pokémonなどとのコラボレーションも手がけている。

本年の受賞作家の作品は、フェア会場に加え、
ルミネ/ニュウマンのウィンドウや館内装飾等での展示を予定しております。
街を行き交う方々の日常の中で作品に触れていただく機会として、ぜひご覧ください。
ご来場・ご出展いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
今後も、日々の中でアートに出会う場を創出してまいります。